忍者ブログ
紅露と黒巳と紫陽花のオリジナル小話不定期連載中
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

続きもおいときます。字数都合で番外編抜きました

その⑱  風当たりはきつい……
(リクリエーションを終え、レムの動くパペット操縦の船で湖を渡り学校へ向かう一行)
※レム、リーズはそれぞれ違う船に乗ってます。
デ「ディアン、お兄さん可愛そうだよ? ずっと会いたかったんでしょ?」(あそこまでひどいこと言わなくても)
ディ「むぅー、だって思ってたのとだいぶ違ったしぃ。なんか、毎月送られてくる手紙読んでると、もっとすげー色々できて、賢くて、かっこいい感じなのに……。なんか本人見ると、ヘタレっぽく見える」(まだ辛辣)
デ「そ、そうかもだけどさぁ……」(否定はしないデビ君)
ザ「そもそも写真とかで見たことあるだろ? なんで全く似てねぇ俺の兄貴と間違うんだ?」
ディ「何故かいつも風景の写真とかばっかなんだよなー。手紙に同封されてるの。だから、むかーしのちっこい兄ちゃんの写真はあるけど、最近のはないし。となると、もしかしたら!って思うじゃん?」
デ「……(もしかしてディアンのお母さんが抜いてたりして……そんなわけないか……)」(さすがに勘繰りすぎかな)
ザ「しかし、お前の兄貴もここで教師をしてんだろ? 箒飛行訓練担当だって言ってたし。学校の先公やれるくらいなんだから、それなりに優秀なんじゃねぇのか?」
ディ「まぁそうかもな。兄ちゃんがここに就職したって知ったから、俺にも兄ちゃんに会っていいって許可おりたし」
デ「……もう言いたくはないけど、ほんとディアンのお母さん、厳しい人なんだね……」
ディ「でも母ちゃん、料理は上手いんだぁ。それにちゃんと手伝いしたり、魔法の勉強したりしたら誉めてくれるぞ。あっ、そうだ。思い出した。俺、後で母ちゃんに手紙書かなきゃ」
ザ「無事に着きましたってか? (ガキの使いみてぇだな)」
ディ「いや。兄ちゃんが何してるか」
ザデ「「えぇ?!」」
ディ「兄ちゃんがどうやって毎回教えてくれるかとか、評判はどうだとか、俺からみてどうかとか。これで来年、兄ちゃんが家に帰れるかどうかが決まるからなぁ。(ちゃんとやらないと)とりあえず、今日は微妙って書こうっと」
デ「そ、そこは誉めてあげようよ! すっごく優しかったし(帽子取ってあげたりで)、それに、箒もすっごく上手かったよ?! 」
ディ「箒で上手く飛ぶくらい、俺にだってできるもん!
「あなたが感じたことを素直に書いて送りなさい」って母ちゃん、言ってたし! 」(だから素直に書く!!)
ザ「……(こりゃ、帰れるのは当分先っぽいな……怖ぇな、こいつの家……)」
(守元家は甘々父ちゃんと、厳格な最強母ちゃんの図式がいいなぁと勝手に思ってます☆)

その⑲  開けゴマ!
(学校の入り口に着いた一行は大きな扉から玄関ホールへ通され、そこで待たされることになった)
デ「そう言えば、組分けとかどうやってするのかな(聞いたことないんだよね)」
ディ「組分け?」
ザ「確か、寮が二つあるから、どっちに入るか決めるんだろ? 大したことはしねぇと思うけど。(そういや、俺も兄貴から聞いたことない)」
蜥「はいは~い、皆静かに。これから大広間で入学式と歓迎会を行います。一年生達には組分けがあるわけだけど、どっちになるかはお楽しみってやつだな(笑
で、大広間に入る前に、みんなに一枚の紙を配るので、大事に持っててね~♪」
(紙がみんなに配られる)
ディ「なんの紙だろ?」
デ「さぁ」
ザ「ところで、なんでお前(ディアン)の兄貴、びしょ濡れなんだ?」
ディ「さぁ? 知らね」
デ「(言い方が冷たい……)」(不憫)
蜥「さて、では新入生諸君、入学おめでとう!」
守「夢と希望に溢れた学園生活のスタートだ!」
(ついに魔法学校の扉が開くーー!!)

その⑳ 期待値高すぎると、がっかり感も半端ないよね

蜥「はいは~い、進んで進んで~(笑」
守「とりあえず空いてる席つけー。どこでもいいから」
(大広間に入るよう扉の側で促す二人)
ディ「す、すっげーっ! 天井あれ何?! 空? 吹き抜けなのかっ?!」(興味津々)
デ「たぶん絵だと思うよ。魔法で動かしてるってお兄ちゃんに聞いたことあるから(四季とか時間とかで変わるんだって)」
ディ「すっげ! もうすっげーしか言葉が出てこねぇぞ!」
ザ「……(語彙力なさすぎだろ) ! あの前に座ってる先公の中に、お前(デビ君を見ながら)と同じ茶髪の先公がいるが……、あれがそうか?」
デ「あっ、うん。そうだね。あれが僕のお兄ちゃん。あっ、手振ってくれた! エヘヘ。ちょっと恥ずかしいな(手を振り返しながら)」
ディ「ふーん……。なんかデビの兄ちゃんも、賢そうでいいなぁ……。それに比べて……、やっぱ俺の兄ちゃんって、なんか頼りねぇなぁ」(期待値が高すぎたせいでへこむディアン君)
デ「み、見た目で決めちゃうの良くないよ! もしかしたら、すっごく頼りになるかもしれないしっ!!」(とりあえずフォローするデビ君)
ザ「おい、もう下手にフォローしてやるな。こいつの兄貴のハードルが無駄に上がってくだけだ」(期待値下げてやった方がいいぞ、たぶん)
(扉サイド)
守「ハックションっ!!!」
蜥「大丈夫か?  なんでまた湖に落ちたりなんかしたんだ?(びしょ濡れだし、確実に落ちただろ?) 」
守「?!(ギクギクっ!!) お、落ちてねぇしっ! ちょっと水かかって、マント濡れただけだし!  くしゃみは……あれだ! ほら! 誰かが俺の噂してるんだよ、たぶん!」(何故か誤魔化す)
蜥「そうか……(絶対なんかあったけど、あんまり追及しないでおいてやるか)」(あまりに憐れだしな)
(ちなみにジャック君は、ディアン君が変な奴と思われないよう、黙って腰あたりにつかまってます。すでに思われてるんじゃないかとか言わない)

その21(○がなくなった……)よそはよそ、うちはうち

(一年生が全員どこなと座った大広間)
神「はぁい。全員座ったようなので、入学式及び歓迎会を始めたいと思います。 ? はい、そこの仮面の子。何か質問かな?」
モ「あの、組分けは先にしないんですか? 僕が聞いた話では、古ぼけた帽子をかぶると、その帽子が一人一人にあった寮を教えてくれると聞いたのですが」
神「あー、それよその学校の話だね。期待してくれたところ悪いんだけど……、うちの学校はそんなに歴史も古くないから、あんな素敵な九十九神的な何かは存在しません」
一生全「(あれって九十九神的な何かなのか?!)」
神「そもそも分けるって言っても二つしか寮はないし、授業はほぼ一緒にやるから……、実質組分けとか、意味ない感じなんだ。学校行事で対抗戦するためでしかないから、あんまり気にしないでね(笑」
一生全「(えぇぇぇ?! )」
ザ「……」(残念そう。実は魔法の帽子見てみたかったザラちゃん)
デ「残念だねー。ドキドキして損しちゃった。ディアン、どうしたの?」(塞ぎ混んでるディアンを見つつ)
ディ「……、デビ……。あの先生、めっちゃくちゃ美人だなっ!!!(≧∇≦)」(テンション爆上がり矢印右斜め上
デ「……うん……、そ、そだね(汗」(さっきまでの暗いテンションどこいったの?)
(ディアン君の辞書に落ち込むという言葉はないらしいbyデビ)(そもそも神が誰か分かるかな? 正解はプシーです(笑)先生連中は名字で表していきます)

その22  ふわふわ入学式

神「気を取り直して。入学式を進めるね。まずは校長先生から祝辞を……、あっ、そっか」
(司会してる側の席から何やら耳打ちされる)
神「えー……、校長先生は一身上の都合により、昨日引退したのでいません」(ごめんね、忘れてた)
生徒全「えぇぇぇぇっ?!」
神「まだ新しい校長先生が任命されてないので、教師陣を代表してウェン先生から祝辞をお願いします」
風「…………。あれ? 私だっけ??」
超「じゃんけんして勝っただろ、お前」
鳥「そうだよぉ! 公平にじゃんけんして勝ったんだから、忘れないでよ!」
(何故かじゃんけんで勝った人がやるシステムだったらしい)
生徒全「(グタグダだ……(汗)」(壇上に上がるウェンを待ちながら思う生徒達)
風「えー、では祝辞を。とりあえず、新入生の皆さん、入学おめでとう。……、後は何を言うんだったかな?(背後から大きな腹の音が聞こえる)……。もういいか。みんなお腹空いてるだろう?  では手を合わせて」(手を合わせた途端にテーブルに色々な料理が現れる)
風「いただきます」(残さず食べようねぇ)
生徒全「いただきます!! …………、っていいのかこれで!!!!」(こんなだっけ入学式って?!)
(誰かの腹の音で頭真っ白になっちゃったウェンウェンでした(その前からだったろとか言わない))

その23  組分け

(大体の料理がなくなり、デザートも終わった頃、再び壇上に立つウェンウェン)
風「おいしかったかな? そろそろ、皆お腹一杯になっただろうし、となると次は眠くなるだろうから、大事なことを一点だけ。この学校は、見てすぐ分かるように、深い森と山、そして湖に囲まれた立地です。そこかしこに、使い魔候補生、基、様々な生物達が暮らしています。  なので、原則立入禁止です。破ってもいいけど、凶暴な動物に襲われたり食べられたりしても、学校は責任もたないからそのつもりでねぇ」(ニコニコ)
全生徒「(内容と顔が合ってない……(汗))」
風「それとー、あとは寮の管理人からお話があるので、しっかり聞いてから就寝しておくれ。で、全部かな? うん。じゃもう眠いんで解散!」(おわりー)
神「ウェン先生!  組分け! 組分け!!」
風「え? それも私がやるの?  ……おやおや。(やること多いなぁ)ごめんね、組分け忘れてた。一年生諸君はさきほど渡された紙をテーブルに置きなさい」
(戸惑いながら一年生全員が紙をテーブルにだす)

風「さて、では始めようかねぇ」
徐に閉じた扇を取りだし、壇上にいた教師はスッと目を閉じた。
『まだ自らの行き先を知らぬ幼きものよ。汝の道は明るき日の光り満ちたる道か、はては静かに輝く月光の道か。今ここに指し示さん! シンボライズ(表せ)!」
呪文と共に、扇を開き、それを下から上へ、一度振り上げる。たったそれだけの動きなのに、場内全体を風が舞い、一年生達の前に置かれた紙を宙へとさらっていった。パタンパタンと、宙を浮き沈みしながら紙が小さく折り畳まれていく。やがて目に見えない程小さくなって、一度生徒達の前から姿を消した。
風「さて。そのバッジは、この学校に在籍する間、決して無くさないように。換えは利かないのでね」
パタンと扇を閉じながら、壇上の教師は続けた。驚く一年生達は、目の前に突如現れたバッジにさらに驚いた。
風「先ほどの紙はちょっとした特別製でね。詳しいことは省くとして、簡単に言えば変化の魔法を使ったのだよ。説明がてらローブに付けてあげよう。言った側から無くす子がいてはなんだからね」(ニコニコ)
閉じたままの扇を彼が軽くヒョイと振ると、ディアンとデビ、その他の多数の生徒達の前にあった太陽を模したバッジが浮き上がり、ローブの止め金近くにピタリと止まった。
風「太陽のマークは光属性」
さらにもう一度ヒョイと振ると、ザラ及び他の生徒達の前にあった三日月のバッジが同じように浮き上がり同じところに収まった。
風「三日月のマークは闇属性を表す。これで、自分の寮が分からんと言う子はいないねぇ」
ではと、扇をしまった壇上の教師はまたにっこりと微笑んだ。
風「これからの学校生活、多いに楽しみ、有意義に過ごしてくれたまえ」
その言葉を待っていたかのように、天井の輝く星空のスクリーンに花火が打ち上がった。祝福の花火に、全員が息を飲んだ。
こうしてディアン君達の魔法学校生活は、本格的に幕を開けたのだった。
(相変わらず呪文は適当☆ 格好いい呪文ってなんぞ?)

字数都合のため③までいきます(くそぅ)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[05/27 紅露]
[04/18 黒巳]
[10/21 紅露]
[09/18 紫陽花]
[08/06 黒巳]
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
紅露 黒巳 紫陽花
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]