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紅露と黒巳と紫陽花のオリジナル小話不定期連載中
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とりあえず前に送ったやつでは見にくいので、まとめ
きりのいいとこまでで一旦切ってます
めちゃ長いよ(笑 目痛くならないように気をつけて


2019/11/24(日) 00:00

ウォリマジ(ウォリアオブマジックアカデミー)
世界観設定
基本は某英国発長編ファンタジーと同じで。そこにプラス皆仲良しな某幼児ご長寿パンヒーローアニメの世界観を足した感じで、ちょっと意地悪な魔法使いと優しい魔法使いがいる感じ。血の繋がった兄弟同士以外の兄弟設定はなし、大体皆初対面からのスタート。
世界観で唯一の変更は、使い魔及び普通のペット的な動物も、その殆どが喋ること。人語の場合と某名犬チイズさんみたく、「アンアン」という鳴き声だけで、ある程度伝わる場合の二種類用意。好みで使い分けします。
使い魔の見た目はキャラメーカーで作ったものをイメージしてもらう形で。被りもあるので、その場合は少しだけ変更します。


属性設定はアニマに準拠。
光属性
ウェン、ユウイ、リーズ、ハリトー、サト
ディアン、 デビ、モル、リキ
サクラ、サツキ、アヤメ

闇属性
マサ、パズ、レム、レス
ザラ、カノ、ユウ、ピード、サスケ
レイ、リンゴ、カリン


簡易魔法種類得意別設定(あくまで参考に程度で)

召喚術(サモナー)リーズ(箒操縦術指導)、ハリトー/ディアン、レイ
魔法薬、薬草学サト/デビ、ピード、サツキ
操魂術(パペットマスター)レム/ザラ、ユウ、サクラ
変身変換術 パズ/カノ、サスケ、リンゴ
占星術プス/カリン、アヤメ
錬金術ユウイ/モル、
防衛術マサ/リキ
寮管理人 レス(変身術得意)
使い魔調教師 ウェン

使い魔
ディアン:ジャック(J) /ジャッカル/♂/慎重
デビ:エイミー(A)/リスザル/♀/健気
ザラ:エクス(X)/ムササビ/♂/図太い
カノ:ウメ(U)/鶴/♀/女剣士
ユウ:ガーゴイル(G)/コウモリ/♂/寡黙
モル:ハニー(H)/蜂鳥/♂/せっかち
リキ:シャネル(C)/ライオン(子)/♀/勇敢
サスケ:タンク(T)/イグアナ/♂/食いしん坊
ピード:シナプス(S)/白鳩/♂/生意気
レイ:ヴィオ(V)/黒猫/♂/媚び媚び
サクラ:ムーミン(M)/マレーバク/♀/ほぼ寝てる
リンゴ:ダージリン(D)/ハツカネズミ/♂/紳士(なのに飼い主からは小さいおじさんと呼ばれる)
サツキ:ファッレ(F)/凰蝶/♀/気が強い
アヤメ:アイラ(I)/ポニー/♀/おっとり
カリン:オリマー(O)/小爪川獺/♂/やんちゃ

リーズ:ボルト(B)/隼/♂/スピード狂
サト:クイーン(Q)/女王蟻/♀/真面目
レム:ウィニー(W)/月の輪熊/♂/のんびりや
パズ:ラッセン(R)/イルカ/♂/芸達者
ハリトー:ネギミン(N)/お化け野菜/性別不明/たくさんいる
プス:ケイティ(K)/カナリア/♀/おしゃべり
レス:ローレン(L)/狼/♂/兄貴分
マサ:ユーリ(Y)/キングコブラ/♀/マサ一筋
ユウイ:エデン(E)/ワシミミズク/♀/利口 、その他鳥たくさん
ウェン:ポール(P)/北極狐/♂/親切


ウォリマジ①  始まり始まり

俺はディアン。今日から魔法学校に通うことになった12才だぞ。秘密の通路を通って駅に着いたはいいけど……。
ディ「魔法界って、変な人多そうだな!」
J「(そんなこと大声で言うなよ)」
ディ「だってさ~、ジャック。変なフラスコ持ってる奴とか、水晶玉覗いてる女とか、変な眼鏡? 仮面?してる奴とかいるしさぁ」
J「(使い魔の俺が言うのもなんだが、お前も相当変な奴だぞ? 他の奴には俺の声聞こえてないんだからな?)」
ディ「うわっ、おい、見ろよ! ジャック! あそこ歩いてるやつ!! すっげー量のぬいぐるみだなって?! 男じゃん、あれっ?! うわー、変な奴だな、絶対。近づかんとこ」(知り合いにはなりたくねぇわ)
J「(自分に向けられてる白い目はスルーか、お前)」

一方
ザ「……(さて駅まで来たはいいが……。この量の荷物を乗せる場所がねぇな)」(大量のぬいぐるみを後ろに見上げつつ)
ザ「(兄貴の話じゃ、持ってくればどうにかなるとか言ってたが……)?」
駅員(モブ)「君、君。生徒の子でしょ? 荷物は学校に送るから、あそこのカウンターで手続きしてきて」
ザ「……、あぁ、どうも(助かった)」(ズルズル荷物を引きずっていくザラちゃん)
ザ「……? なんだ、あいつ……。一人でデカい声で何喋ってんだ?」(遠くで何やら一人で騒がしい金髪の男子を発見)
ザ「……(テンション上がっておかしくなったのか??) うわっ、こっち見た! みんなし……」(相手からの目線を避けるようにして早足になるザラちゃん)
ザ「……あいつも生徒か? ……、変な奴だな、絶対。関わらねぇのが身のためだ。(さっさと手続きして乗ろ)」
(第一印象はお互い様☆な二人だった)


その② 電車乗ったよー

ディ「すげー人だな、ジャック。空いてる席なさそうだぞ?」
J「(お前が興奮してあちこち見て回ってたからだろ?)」
ディ「おっ。後ろの方は空いてるな。あそこのボックス席、広そうだ」
J「(俺に語りかける意味ねぇだろ、お前)」(無視するなよ)
ディ「やっと座れるー♪って、うわっ! なんだ、この本の量っ?!」
デ「あっ! ごめんね! 座れないよね? 今片付けるよ」
(ちょんと杖を振ると大量に広がっていた本が、小さな鞄に収納されていく)
ディ「……」
デ「ほんとごめんね。呪文集とか読み始めたら、止まらなくなっちゃって。ここ、座りたかったんだよね? 良かったらどうぞ。 ……? どうかした?」
ディ「お前……、すっげーなっ!! 魔法使いみてぇ!!」
デ「えぇ?! 君も魔法使いじゃないのっ?! なんで乗ってるのっ?!」
(一般人は乗れない仕様のはずなのだ☆)

その③ やっぱり親友
(なんだかんだでお友達になりました)
ディ「俺も魔法使いだから安心しろな」
デ「そうだよね、良かったー。びっくりして大声だしちゃってごめんね」
ディ「俺の方が声でかいから気にしなくていいぞ。俺はディアン! 」
デ「僕はデビだよ。宜しくね、ディアン」
ディ「……」
デ「? どうしたの? 僕の顔何かついてる?」
ディ「……女? 男?」
デ「男だよ?!」(僕って言ったよね??)
ディ「……そっか」
デ「(あからさまにがっかりされたっ?!)」
(ちょっと運命的な何かが始まるかもって勘違いしちゃってた☆)

その④  ショックは一瞬だったよ

ディ「あ、そうだ。紹介するの忘れてた。俺の使い魔、ジャックって言うんだ! こいつのこともよろしく!」
デ「え? 使い魔?」
ディ「そうそう。あっ。そうだった、見えないか」
J「(だから、相手には見えねぇし聞こえねぇの!  ったく何回言わせんだよ。お前は使い魔使い粗いな、ほんと)」
ディ「仕方ねぇだろ? お前のこと紹介するの難しいんだよ。見えないから」
デ「もしかして、ディアン以外には見えないタイプの使い魔なの? いいね、僕はまだ使い魔連れてないんだ。学校で会うのを楽しみにしてるんだけど……。ちなみに、ディアンの使い魔、えーっとジャックはどんな姿なの?」(僕、想像してみるよ)
ディ「……わりぃ。俺にもわからないんだ。俺にも見えないから」
デ「えぇ?! だって使い魔だよね??? 」
ディ「なんでか分からねぇけど、声だけ聞こえて、姿は全く見えねぇんだよなぁ。だからどこ見て喋っていいか分からねぇし、人に紹介する時もどこ指差したらいいか分からねぇの」(変な奴扱いされるからすっげーやなんだよな)
デ「そ、そうなんだ(僕、ヤバイ子と友達になっちゃったかも……(・・;))」
(募る不安☆)

その⑤  兄ちゃんの話
(とりあえず話続けてみることにした)
デ「えーっと、(使い魔のことはおいといて)ディアンには兄弟とかいるの? 家族に魔法使いはいる?」
ディ「いるぞー! 俺んちは父ちゃんも母ちゃんも魔法使いで、兄ちゃんも魔法使い。学校で働いてんだー」
デ「そうなんだ。 僕のうちはお母さんだけマグル(非魔法使い)なんだけど、魔法のことはすごく良いものだって思ってるよ。それと、僕にもお兄さんがいて、学校で働いてるんだ! もしかしたら、ディアンのお兄さんと知り合いかもね! 」
ディ「へぇー! 奇遇だなぁ! 何の仕事してるんだ?」
デ「魔法薬学と薬草学の先生だよ。ディアンのお兄さんは?」
ディ「知らねーんだぁ、実は」
デ「え?」
ディ「俺の兄ちゃん、俺がまだちっさかった時に、あんまりにも甘えまくるし、父ちゃんも甘やかすしで、母ちゃんが切れて「修行してこい!!」ってどっかの魔法使いのとこに修行に行かされちゃってさ。それ以来、忙しすぎて家に帰って来たことなくて、顔もよく知らねぇの。だからさ! どんな兄ちゃんかなぁ? って俺、そっちもワクワクしてるんだ!」(学校ももちろん楽しみだけどなぁー)
デ「?!?! ( やっぱりヤバイ子かもしれないっ!!(´Д`|||))」
(デビ君の受難は続く)


その⑥ 出会ってしまった

デ「か、変わった家族だね……」
ディ「そうかもな。ま、兄ちゃんが修行行かされたおかげで、父ちゃんも懲りて俺のことは甘やかし過ぎないようにしてくれてるし、俺は家にいられてラッキーかな」
デ「(すごくポジティブだなぁ……)」
J「(能天気だな、相変わらず。  !)」
ザ「……(ここらへんは空いてんな)」(実は一人旅初めてで、ドキドキし過ぎた結果、駅を探検し過ぎて電車に乗り遅れそうになったザラちゃん。席確保に遅れ、只今絶賛空席探し中)
ディ「……あぁーっ!!!!」(デビ君の背後から歩いてきたザラちゃんを見つけたディアン君)
デ「えっ?! 何々?? 」
ザ「げっ!!!」(同じく気付いたザラちゃん)
ディ「駅で大量にぬいぐるみ持ってた」
ザ「駅で一人で喧しく喋ってた」
ディザ「「変な奴っ!!!!!」」(ハモる)
デ「???!し、知り合い??」
ディザ「「こんな変な奴と知り合いなわけあるかっ!!」」
デ「ご、ごめんなさい! (必死だな、二人とも!!)」
(お馴染みの三人が揃いました☆)

その⑦  僕らは知らないことばかり
(なんだかんだで以下略)
デ「じゃぁ、二人とも駅でお互いを見掛けてたんだね」
ディ「まぁ目立ってたしな!」
ザ「目立ってたのはてめぇだろ?」
ディ「俺は別に目立ってねぇしっ!! お前が目立ってたからかもふりーぜできてるしー」
ザ「……カモフラージュのことか? 見かけ通り頭悪ぃんだな、お前。そもそも俺は目立ってねぇから、カモフラージュもくそもねぇっつうの。お前が一人で目立ってた」
デ「……(たぶんどっちも目立ってたんだろうけど、どっちも自覚ないんだろうな)」
J「(そのへんにしとけ、ディアン。どっちもどっちだぞ?)」
ディ「なんだよぉ、お前まで俺が目立ってたって言うのか? ジャック!」
ザ「……ホントにいんのか? 使い魔」(事情は聞いた)
ディ「いるっつーの。見えないけど」(俺にも皆にも)
ザ「……病院行った方がいいんじゃねぇか?」
ディ「お前こそな。なんだ、その腰にじゃらじゃら下がってる大量のぬいぐるみ」(見た目どす黒くてそれこそ病気だぞ?)
ザ「操魂術用の依り代だ。ストラップタイプで小さいけどな。魔法の基本だろうが」(フフン)
ディ「そうこ……、そうなのか?」(デビを見る)
デ「魔法の基本は物を浮かせたり、杖を振って物を呼び出したりだと思うんだけど。操魂術って、確かできる人、そんなに多くない難しい魔法だったはず……?? どこで習ったの? すごいね」
ザ「……え? 」(基本違うの??)
ディデ「「え?」」
(響く静寂☆)

その⑧  魔法って……
ディ「とりあえず、どんな魔法か見せてみろよ」
ザ「なんでそんな偉そうなんだ、お前。まぁ、いい。見せてやるよ」(小型の猫のぬいぐるみを取り出すザラちゃん)
ザ「……(深呼吸)、魂ぃー! 注っ! 入っ!!」(杖を勢いよく振りあげて、声と共にぬいぐるみを杖で突くザラちゃん)
デ「び、びっくりした~……」
ディ「なんだよ、今のダサい動き」
ザ「///(恥)うるせぇな。こういうもんなんだよ。兄貴にちゃんと習ったんだからな。よし、わが僕よ、動け!」(さらに杖で指すと、猫のぬいぐるみはウゴウゴと、ぎこちなく動き始める)
ザ「……」(誇らしげ)
ディ「動きがキモい」(ズバンっ!)
デ「ディアン、しーっ! 難しい魔法なんだよ? これできるだけでもすごいよっ!!!」
ザ「……動きがぎこちないのは認めるが……、キモいはやめろ。こいつは俺の大事な相棒!  名前はザクだ!」(ぬいぐるみ抱えあげながら)
ディ「やっぱりお前のが病院いけば?」(イケメンがキモいぬいぐるみ抱えて目輝かしてんじゃねぇよ)
(今作品では辛口ディアン君、純粋なザラちゃんでお届けします)


その⑨ 真面目なことだって言うんだぜ?
ザ「そういうお前はどうなんだ? 見たとこ全く魔法は使えなさそうだが? 使い魔は見えねぇし、一般単語ですら間違えてるのに、ちゃんと呪文が言えるとは思えねぇし」
ディ「うっ! ……まぁ、確かに俺、呪文系は苦手だな。母ちゃんに特訓されたけど、全然ダメで呆れられたし……」
デ「ディアンのお母さん、教育熱心なんだね」
ディ「二年前ジャックを呼んだときも、何を失敗したのか、姿は全く見えねぇのに声だけするし、母ちゃんにも原因分からず、そもそもいるって言っても信じてくれねーし」
デザ「「二年も透明なの(か)?! (めっちゃ苦労人だな、その使い魔!!)」」
J「(直接言えねぇのが残念だが、心配してくれるなんて嬉しいぜ)」(ジーン)
ディ「……ま、まぁだから、ちゃんと学校でこいつのこと見えるようにしてもらうんだ。(あとちゃんと勉強する……)けどなっ! 俺、箒乗るのだけは得意っ! クィディッチなら負けねぇぞ!」(フフン)
デ「も、もしかしてその荷物の細長い包み……」
ディ「箒だぜっ!」(いーだろ? 最新式だぞ?)
ザ「一年生は箒持ち込み禁止だぞ? 用紙に書いてある」
ディ「……マジで?!!」(ガーン)
(お決まりです☆)


その⑩ ついに?
ディ「持ってきちまった……どうしよう……」
デ「学校に着いたら先生達に正直に言って、家に送ってもらう? お叱りはうけちゃうけど」
ディ「うぅぅ、家に送るのはダメだ!  なけなしの小遣い貯めて父ちゃんが内緒で箒買ってくれたことがバレちまう!」(父ちゃんが母ちゃんに殺される!!)
ザ「お前の家の母ちゃん、どれだけ強ぇんだよ(汗」
デ「でも学校に無断で持ち込んだら没収だよ?」
ディ「それもダメだ!」(どうしよう?!)
ザ「そもそもなんで書いてあること、ちゃんと読まねぇんだ。親も親だな、普通気づくだろ」
ディ「読んでたかもしれねぇけど、「なんか言われたら父ちゃんの名前だせ。それで万事OKだっ!」って父ちゃんが」
ザ「お前の父ちゃん、問題ありまくりだな」(どんな親だ)
ディ「父ちゃんはあれでも本気だせばすげー魔法使いで……って、こんなこと言ってる場合じゃねぇ!! どーしよう!」
レ「なんとかしてあげましょうか?」
ディ「うえっ?! 誰?!」(びっくりした)
(やっとこさ、女の子が出てきました)

その⑪  やっぱりっすか?
レ「私、レイって言うの。よろしく。場の雰囲気から察するに、箒持ってきちゃってお困りみたいだけど?」
ディ「あ、当たりです……」(びっくりして敬語)
レ「じゃぁその箒、ちょっと貸して。大丈夫よ、盗らないわ。それじゃ」(笛を取り出す)
デ「もしかして、その笛って」
レ「私の杖代わりよ。私、召喚師(サモナー)だから。
エヘン。行くわよー。ミニミニ、ミニマム、小さくなぁれ(ファソラシド♪)」(呪文を唱えて笛を吹くと、箒は縮んでキーホルダーくらいのサイズに)
レ「これにこうしてチェーン着けて……。はい、これならただの箒のキーホルダーよ。(没収されずに済むわ)」
ディ「お、おぉーっ!!!!」
デ「すごい、上手だねー!」
レ「こういう魔法は知っておいて損じゃないからね。練習したらすぐできたわ(チェーンはおまけしといてあげる)」
ディ「ありがとうな!! 助かったよ!」
レ「あら、お礼なんていいのよ。出すもの出してくれればそれで」(ウフフ)
ディ「?? 出すもの???」
レ「決まってるじゃなぁい。(お金のジェスチャーをしながら)これよ、こ・れvv」(にっこり)
ディ「う、え???」
デ「えぇぇっ?!」
ザ「(やばい奴に目をつけられたな、こいつ)」(他人事なザラちゃん)
(呪文はTe☆ki☆to☆uです)

その⑫  息をするように自然に
レ「冗談よー。冗談。私、まだ学生だし、バレたら怒られるわ」
デ「そ、そうだよね。良かったー」
レ「ただし! 私が魔法で箒を小さくしたことは秘密よ。まっ、言うことないと思うけど」
ディ「言わねー言わねぇ! 言ったら箒没収されちまうもん!」
レ「あら、話の理解が早いのね! じゃぁ、あなたに貸し一つだから、よろしく!」
ザ「で、お前は何しに来たんだ? まさか、それ(貸し)目当てだったわけじゃねぇよな?」
レ「もちろんよ。先輩達に伝言頼まれたの。ローブに着替えてない一年生達に、そろそろ学校だからローブ着るようにってね。ま、そのついでに同じように箒持ってきて慌ててた男子数人に貸し作ったけどwww(男の子ってすぐ箒乗れること自慢したがるのね)」
ザ「そもそも伝言受けた目的がそれ(貸し)目当てかよ(呆」
レ「女の子は何かと物入りだし、手伝ってくれる殿方は多いに越したことないものvv」
ディ「でもほんと助かった、ありがとな! 俺ディアン!
レイ……、だったっけ? サモナーならもう使い魔いるんだよな? 俺も使い魔いるから、お互いの使い魔の名前交換しとこうぜ?」
レ「あらそうなの? 使い魔なんて見えないけど……」
ディ「い、今呼んでねぇだけだよ」(説明めんどい)
レ「ま、そうね。私も今は呼んでないし。私の子は可愛い黒猫のヴィオよ」
ディ「俺のは、あー、ジャックだ。(たぶんそれでいけるはず)まぁさ、貸しとかそういうのなしに、ここで会ったのも何かの縁だしよ。助けがいるなら、いつでも言ってくれよな?(手伝うぜ?)」(ニコーッ)
レ「?! そ、そう? ありがと(ペース乱されて困惑)
あ、じゃ、じゃぁ私戻るわ。皆も着替えてね。後ろへの伝言は任せたわっ!」(何故か急いで出ていくレイちゃん)
ディ「おぅ、じゃぁなー」(見送る三人)
デ「あの、失礼なこというけどあれだね。 ディアンって、結構女の子好きだよね?」(あっさり連絡先交換)
ディ「?  なんで? 連絡先しらねーと、貸しも返せないし、手伝いにいけねぇじゃん?? それに、父ちゃんも言ってたしな! 「女性の連絡先は聞いて当然! 交遊関係広げておくに越したことない」って!!」
ザ「……色々と問題ありすぎるから、お前の父ちゃんの格言の数々は捨てた方が身のためだぞ?」(白い目)
ディ「えぇ?! なんで???」
(父ちゃんの影響、受けまくりなディアン君もいいと思います☆)
(使い魔同士の名前さえ分かれば連絡が取れるシステムなのだ)

その⑬  大事なことに限って気付くの遅い

ディ「さて、キーホルダーにしてもらったのはいいけど……、どこに着けよ?(ローブにはあんまり着けるとこないよな)」
ザ「あんまり表に出ない方がいいんじゃねぇか? 教師に見つかってめんどくせぇことになりたくねぇだろ?」
ディ「だなー。ズボンのベルト穴くらいなら外から見えねぇか? ……でも見えないとそれはそれでカッコ悪いよな?」
ザ「かっこよさにこだわる必要性あるのか?」
デ「ねぇ、ディアン。そのキーホルダー、ジャック君につけれないかな? そしたらどこにいるか分かるようになるかも」
ディ「あぁ! それいい考えだな! ジャック、お前つけられるとこある?  首に首輪ある? うん? わかんねぇや。自分で着けて」(何もないところに喋るディアン君。 やがて、ふわっと箒のキーホルダーが宙に浮く)
ディ「おおっ! つけれた! これでどこにいるか分かるな!(良かった、良かった)」
デ「ほ、ほんとにいたんだね……」
ディ「さては疑ってたな、デビ。(だからいるって)」
ザ「というか、二年前にそうなった時点で、そうしてれば良かったんじゃねぇか? (他のもの使って) お前、他の魔法もからっきしなんだろ? ならそれで使い魔の存在も信じてもらえたんじゃねぇか?」
J「(?!!!! )」
ディ「…………、(°Д°)!!!」(あぁっ!!という顔)
ザ「なんで今まで気付かねぇんだよ……(呆(大丈夫か、こいつ)」
J「(俺の二年間……(涙))」
(さよなら、我慢の二年間……)

その⑭ 駅着いたーっ!!!

ディ「駅着いたーっ!!! うほーっ! 見事に周り、森と山しかないっ!!!」(何故かテンション爆上がり)
デ「元気だねー。(荷物重くてフラフラ。ほぼ本のせい) ディアンのお兄さんは駅に顔出してくれたりするの?」
ディ「うん! 駅で一回顔会わせよーってなって。着くくらいの時間に待ってるって手紙に書いてた。デビのとこは?」
デ「僕のお兄ちゃんは、「お出迎えの役目のくじ引き落ちたから、また学校でね」って。今年はお出迎えの役、応募者多か」
ディ「あーっ! 誰かいる!!! 兄ちゃんかもっ!!!」(話聞かずに走っていくディアン君)
デ「たみたい……って、もういないね……(足速いなぁ)。 ザラ君のとこは? お兄さんいるんだよね?(さっき兄貴って言ってたし ) 何の仕事してるの?」
ザ「ここ(学校)で働いてるな」
デ「えっ?! す、すごい偶然……だね?」
ザ「……そうだな。(普通はありえない)……迎えはいらないって言っといたんだが……。嫌な予感がする……」
ディ「おっ! いたいたっ!! デビー! ザラ! 俺の兄ちゃん、いたぞー!!    見てみて!! めっ!!っちゃ!イケメンっ!!!!!」(超興奮)
蜥「やっほ~(笑」(笑顔のレムさん登場)
デ「えぇぇっ?! に、似てなくないっ?!!!」(黒髪だし、なんか諸々似てないよ?!)
ディ「えぇ? でも笑顔で迎えてくれたぞ? ハグもしてくれたし。(これで兄ちゃんじゃなかったら、誰?)」
ザ「///……、何やってんだよ……、兄貴!(怒」
ディデ「?!!!(兄貴?)」
蜥「はい、ザラちゃんの兄貴です♪」(こんちわ~)
ディ「?! じゃぁ俺の兄ちゃんはどこっ?!」
(その⑮に続く)


その⑮  趣味は一緒なのかしら?

ザ「いらねぇってあれだけ言ったろ?!(何故いる?!)」
蜥「ひっさしぶり~、ザラちゃん♪ お迎えするに決まってるじゃないか~(笑  会いたかったよ~」
ザ「他所のやつ巻き込むなよっ!!(怒」
蜥「いやぁー、その子(ディアン)がいい笑顔で両手広げて走ってきてくれたから思わず(笑  ! ザラちゃん、 もしかして妬いてる?! いいよ! お兄ちゃん、いつでもハグしてあげる!!(カモンっ!!)」
ザ「やるかっ!!!!(こっぱずかしい!!)」
ディ「……」
デ「すごいザラ君とそっくりだねー。(疑いようがない)? ディアン、どうしたの?」
ディ「……(レムの腰やらポケットから出ているぬいぐるみの頭に目をやり)うーむ……、確かにザラの兄ちゃんだな。ぬいぐるみが一緒だし」
デ「認識のポイントそこなんだね……」
蜥「相変わらず素っ気ないなー、ザラちゃん(笑(でもそれが良い)てか、もう友達できたの? 良かったね、ザラちゃん。同じ村に同い年の子いなかったもんね」
ザ「うっさい! 仕事はどうした?! 仕事は?!」
蜥「してるしてるって~(笑 今年の引率、もぎ取ったんだよ。(くじ引きで) えーっと、ディアン君とか言ったっけ? たぶん君の兄さん、もうすぐ来るよ~。引率係で一緒だから」
ディ「マジで?! ザラの兄ちゃん! 俺の兄ちゃんってどんな人?! かっこいい????」
蜥「えーっと……、それは自分の目で確かめるべきかなぁ(苦笑」
守「レェェェムゥゥっ!!!! どこいった、こらぁっ!!!(仕事しろっ!!!)」
ディ「えっ? 誰これ? うっさ!」
デザ「「……(この後の不穏な気配を察知)」」
(駅に響く、大声の正体はーーっ!!)

その⑯  溝は深い……
守「あっ! いたっ!! レム!! 持ち場ほっぽって何してるっ?!!」(人波を押し分け押し分けやってくる)
蜥「ほっぽってないって。ちゃんと一年生用に立て札用意してるし、ほら」
(在校生の人波と別に一年生の人波があるが、何故かその立て札を持ってるのはでっかい熊のため、一年生は立ち往生)
守「使い魔に仕事押し付けるなよっ!!!(あれお前の使い魔だろ? 知っとるわっ!!!)」
蜥「俺の使い魔が仕事してるんだからいいだろ?」
守「一年生に使い魔かどうかの区別なんかつくかっ!!!でかい熊いると思って普通にびびってるだろっ!!」
蜥「ある程度纏めてから連れてった方が速いじゃん?(あれでみんな固まるし)」(効率、効率)
守「そういう問題じゃねぇだろっ! ったく、俺だってやっと会える弟、迎えなきゃいけねぇんだから、こんなでかい声張り上げたくないん……だ?」
ディ「……」
守「?! も、もしかして!! ディ、ディアン?! ディアンか?! 」
蜥「おぅおぅ、やっと気付いたかー(笑 (お前すぐ周り見えなくなるからなー)」
守「うっせーっ! 元々はお前が悪いんだろがっ!!
ディアーン! 会いたかったぜーっ! でかくなったなっ!! 」
ディ「……ドチラサマ?」(片言)
守「?!!!」
デ「ディアン、どうしたの? あんなにお兄さんに会いたがってたじゃない? 正直この人、どこからどう見てもディアンのお兄さんだよ?」
ザ「くりそつだからな(性質も似てる)」
ディ「……(ボソッ)」
守「ど、どした? あれか? 俺が中々帰れなかったから怒ってんのか? なぁ? 」
ディ「思ってたのと違う。正直微妙」(めちゃ辛辣)
守「っ?!?!?!?!」Σ(TДT)
デ「……(どんなお兄さんを想像してたんだろ??)」(汗
(リーズ兄やんの扱いは、こちらでも雑いです)


その⑰  努力が報われないのがデフォルトです

守「……(涙」(ショックすぎて言葉も出ない)
デ「えっと、ディアンのお兄さん。そんな気を落とさないで。たぶん、ディアンはちょっと期待し過ぎたんですよ! 久々だから!」(微妙なフォロー)
守「うん、気持ちはすげー伝わるけど微妙なフォローありがとう(涙  まっ、そのうち名誉挽回できる時がくるだろ」(ポジティブだ、ポジティブに考えよう)
蜥「……(苦笑)そろそろ一年生も全員揃ったみたいだし、かるーくリクリエーション始めるかぁ(笑」(一応気を遣って空気変えてくれるレムさん)
女生徒1「きゃぁっ! ! 帽子がっ!」(強い風が吹いて帽子を飛ばされてしまう女生徒)
守「!! (早速チャンス来たっ!)!! レム! リクリエーションやっといてくれ! 俺が帽子取ってくる!」(颯爽と箒に乗って帽子を追うリーズ兄)
守「(箒レース全国一位にも輝いたことのある俺の箒の腕前をみれば! ディアンもきっと見直してくれるはず!!)取ったー! 急降下! 帰還!!」(シュバッ!!)(ガチの超スピードで、急上昇+ちょっとアクロバット入れた走行しました☆)
女生徒「あっ! ありがとうございます!」
守「どういたしまして! 気ぃつけろよー。(ディアン、見てたか、兄ちゃんの勇姿を……!?!)」
ディ「スゲー! レムさんのぬいぐるみ、まじ生きてるみてぇ! ザラのとは大違いだな!」(リクリエーションでレムが動かしてたぬいぐるみに夢中で、リーズ兄のフライトは見ず)
デ「ディ、ディアン、あの…… 」(リーズの意図を察してオロオロするデビ君)
ザ「あぁ?! 何もできないお前に言われたくねぇよ!」(そもそもリーズ兄に興味ないので、普通に喧嘩腰になるザラちゃん)
守「!!!!!(T∧T怒り)」(血涙
蜥「や、だってお前がリクリエーションしてろって言うから……(汗 (俺は予定通りやっただけだぜ? )」
(何もかもの間が悪いリーズ兄やん……)

ここで切るのかって言われそうだけど気にしない(笑
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