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紅露と黒巳と紫陽花のオリジナル小話不定期連載中
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 やっとこ就活が終わりを告げた黒巳です!通知がクリスマスイヴって、親切なのか嫌がらせなのか。
 

 それはともかく、高校の時に書いていた魔法学園ものをすこし設定とか見直して使いたいなー、とずっと思っていて、大学でもちまちまやってたんですけど、とりあえずキャラクターを見直すために習作みたいなのを、クリスマス仕様で打ってみました。
 今ストックないので、とりあえずこれでお茶を濁そうと思います。つづきに。
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 相変わらず近況がたいして報告できそうなものではないです。分かりやすい成果が出せれば良いのだけれど。

 どうでもいい最近の兄弟の会話。
 ふざけて弟にからんでいたら反抗してきたので、
 「知らんの?姉には弟をいぢめる権利があるんだよ」
 と言ったら、
 「じゃあなんだ。弟には姉に甘やかされる権利があるのか」
 と返してきました。
 別にいいけど、お前こそ甘やかされる準備があるのか。果たして。
 基本的に冗談です。

 まったく関係無く以下に短い物。
―そうするとイウナン王は医者に言った、「余は汝を殺してしまうまでは信用することも安心することもできぬのじゃ。何となれば、汝は余の手に物を持たせ、それによって余を癒したとすれば、必ずや今度は何かを余に嗅がせるとか、あるいは他のやり方をもって余を殺すことであろうと思われるのじゃ!」―第五夜 漁師と鬼神との物語

 要するにそう言う話。最初の方からもうとんでもない、というかろくでもない王様である。千夜一夜に出てくる王族ってだいたいこんなイメージです。


 それはそうと、このシリーズのタイトルに使っていたのは石垣りんの「旅情」からの言葉です。
 小説に比べて詩はあまり読まない方ですが、石垣りんは好きな詩人さんです。夢見がちさはなく、ひどく日常的な詩を書く人です。日常に根ざしたものをえぐっていくというか。えげつない、というか、静かにぞっとさせられるものがあります。なんというか、生きているだけで積み重ねていく業のようなものを感じるのです。「しがらみ」の詩人さん。いやこれは私の感想ですが。
 千夜一夜物語は、絢爛と醜悪とがまざっている。すばらしく美しく情熱的で、かつ俗悪でいやらしい。
 入れ子構造なお話です。まずは事の発端と、シェハラザードが紡ぎ出す物語。その数々の話の中で、更に登場人物が二重三重に物語を語り出す。それからパターン。幾つかの定型が存在していて、予定調和だったり。かと思えば、勧善懲悪というわけでもなく、悪人は上手いことやりやがった、で終わる話もあったり。
 現代の日本の私の感性からみると、結構どうかと思うものも多いですけど、確かに魅力的。
 イスラーム系の美しさは、三日月の美しさだと思いました。
 あの、相手を撫で切る三日月刀のような、優美で艶っぽい感じ。
 この例えでいくと、中国は満月の美ですね。そして日本は水に映じた月影を愛でる文化だと思う。

 それはともかく前回の続きです。
 庭の曼珠沙華がきれいに咲いています。キンモクセイの香りも強く、秋が来たんだなあとしみじみと思います。
 

 それはともかく、少し前に千夜一夜物語を読み終えました。思うことは色々ありますが一つには、女性が生きるには窮屈な世界。少なくとも私はこれしんどい。それと絶対権力って怖い。王様がめちゃくちゃすぎることしても、通ってしまう。あまつさえ王様だから、とすばらしいことのように語られる。こわい…。
 アラビアンナイトな世界に行くことになったら絶対なりたくない職業=大臣。王様が理不尽だし、振り回されるし、まともなこと言っても相手にされないし、疑われるし、報われないし、……あんまりだ。
 なんだかひどいことを連ねてるようですが、やはり魅力的で、そういう雰囲気の話なんかは次回少しできたら。

 以下は千夜一夜(私が読んだのはマルドリュス版・千一夜物語)を読んで、書きたくなったものです。関係あるのかって聞かれたら別に、舞台設定はアラビアンでなくとも全然問題ない話で、あんまり特定するような描写もしてませんが。
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