紅露と黒巳と紫陽花のオリジナル小話不定期連載中
やぁー、久しぶりにちゃんとした休みがとれたので置きに来たよ。
ほんとは4月にもあげたかったんだが、インフルかかったり、初っ端から合宿研修という新しい生活にアタフタしてたら、もう5月だったよ。
でもまぁ、相変わらずというか、書ける時にはちまちま書いてます。とりあえず、今のこの暗い状況のままでは、終わらせられん。頑張る!
でもやっぱり、ある程度の元気は必要なんで、また遊びに行けたらいいな。充電させて! てなわけで、休みの予定だけ載せとくんで、空いてる日あればメールでも電話でもしてくださいな。平日はほぼ出れないだろうけど、時間みつけて返すよ~。 続きに休日の予定と、第二幕~。
ほんとは4月にもあげたかったんだが、インフルかかったり、初っ端から合宿研修という新しい生活にアタフタしてたら、もう5月だったよ。
でもまぁ、相変わらずというか、書ける時にはちまちま書いてます。とりあえず、今のこの暗い状況のままでは、終わらせられん。頑張る!
でもやっぱり、ある程度の元気は必要なんで、また遊びに行けたらいいな。充電させて! てなわけで、休みの予定だけ載せとくんで、空いてる日あればメールでも電話でもしてくださいな。平日はほぼ出れないだろうけど、時間みつけて返すよ~。 続きに休日の予定と、第二幕~。
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まずは、休みの日程から。5月中は日曜日全部空いてます。あとは、GWの3日と5日。月公休8日制。GWの予定とか、今更過ぎる。もっと早く挙げろという文句は、言ってくれてもいいけどその分私は、地獄の合宿研修の話をしてやるから覚悟するんだな!
では次から第二幕~。推敲あんまりできてないので、何か見つけた時は、オブラートに包んでやんわりご指摘を。
第二幕 失盗 レス
「正直に答えろ! 今まで、どこで何してた?」
リーズの怒鳴り声がびしょぬれになった廊下に響き渡る。青い瞳で強く睨み付けられている相手は、光もない真っ黒な目をリーズに向けたまま、何も返そうとしない。
「お前いい加減に!」
「ちょっと待てよ、リーズ! マサキの奴、何か出そうとしてるぞ」
今にも殴りかかりそうな勢いのリーズを落ち着かせようと、サトがそう言ってレスの手元へと注意を逸らす。少し躊躇しつつ、レスが取り出したのは、弱くて小さくなりつつも、口からチロチロと舌ならぬ火を出しながら暴れている真っ赤なトカゲだった。
「やっぱりお前がやったんじゃねぇか! 何とか言え! この仏頂面!」
「リーズ、落ち着け!」
「これが落ち着いていられるかってんだぜぃ、サト! レスの奴、あのサラマンダを素手で掴むなんて!」
「貴様も落ち着け」
パズがそう言ってハリトーを能力で引き留めている間に、レムとプスがサトに手をかそうと近づく。というのも、リーズがマサキの体を持ち上げ、今にも首をしめんばかりの勢いだったからである。身長差のために、マサキの足は地面から十センチ程浮かんでいたが、彼はされるがままでただやはりあの黒い目をリーズに向けていた。
「やっぱり、マサキ先生は……本当は」
大人達の様子を、後ろから見ていたディアンの横で、デビがそう呟く。三人は聞き逃していなかった。それはつい先ほど、話題に上ったばかりの名前だったからだ。
「これで、確実だな。あの写真の奴は、あいつで間違いない」
「お前、気付いてたんじゃないのかよ」
「ふん。あの写真じゃ、別人のように感じが違ったからな。確証が持てなかっただけだ」
ツンとして返すザラを、ディアンは少し疑わしげに見るが、すぐに視線を大人達の方へ戻した。
ビーズが加わり、やっとマサキ(いや、レスと呼ぶべきか)をリーズから引き剥がすことに成功した面々は、トカゲをがっしり掴んだまま立ち尽くしている彼をグルリと取り囲んでいた。その状態で、お互いに黙り込む。真正面からパズが睨みつけると、マサキもそれに対抗するようにあの鋭い視線を投げ掛けた。
「その手に持つトカゲはなんだ? 先に言っておくが、変な気を起こせばその体に風穴が開くことになるぞ」
「……」
マサキは返さない。チロチロと火を出し入れするトカゲが、そんな彼の手から逃げ出そうともがいている。しかしどんなに大きな火を出しても、じたばたともがいても、マサキは表情ひとつ変えずにトカゲを握りしめていた。
「……言う気はないということか。ならば、貴様を犯人と断定してトカゲ諸とも攻撃しても、文句はないのだな?」
「……」
やはりマサキは答えない。そんな彼に六人はそれぞれ武器を取り出す。短剣、鉤爪、銃に棍棒。しかしマサキは怖じ気つく様子もなく、やはり立ち尽くしていた。
武器を取り出した兄達に、ディアンは驚いて声を上げた。確かに怪しいのは分かるが、そこまでする必要なんてないはずだ。短剣を手に、マサキへと突進するリーズの姿が見えた時、ディアンは兄に向かって叫びながら抱きついていった。横から急に抱きつかれて、リーズが驚いたような声を上げる。
「何するんだよ、ディアン!」
「兄ちゃん達見損なったぞ! 話も聞かないで、いきなり攻撃なんて! それじゃ、前と同じじゃん!」
「バカ! ほんとに攻撃するかよ! ちょっと脅そうとしただけだ」
「脅しなんて言葉を使うなよ、リーズ。僕達が本気だってことを見せるためにやったんだから。効果はなかったみたいだけどね」
ポカポカと叩いてくるディアンを、諭そうと躍起になっているリーズの側でサトが肩を竦めながらそう言う。他の四人も渋い顔をして肩を竦めると持っていた武器を収納する。その中央では、マサキがまっすぐ前を見つめたまま立っていた。先ほどから殆ど動いていない彼を、不愉快だとばかりにパズが睨み付ける。その目に非常に強い憎しみが込められているのを、ディアンは感じとった。あの時の、商店街の人々と同じ、冷たい瞳だった。
「先生! 先生がこれやったのか? なぁ?」
「……」
「なんとか言ってくれよ。ねぇ、先生は悪い奴なのか?」
「……」
マサキは何も答えずに、やはりまっすぐ前を見つめていた。その焦点は、目の前にいるパズのさらに向こうの奥に当てられている。本当にすぐ近くにいるはずのディアンなど、視界にすら入っていなかった。
「せん……」
「ディアン、止めとけ。こいつは、俺達の前では絶対しゃべらない」
「俺達の前では話してくれてたよ! なっ、そうだろ、先生?」
マサキはやはり答えない。答えない代わりに、瞬きを一度しただけだった。
「……」
「パズ、マサ先生は?」
「今こちらに向かっておられる」
不満げな顔でマサキを見上げるディアンの後ろで、大人達の会話は続く。ビーズは火傷の手当てのために保健室へと入っていき、代わりにデビとザラが輪の中に合流する。「ディアン、大丈夫?」と心配そうな顔をしてデビがディアンに駆け寄る。直立不動したままのマサキを、怯えた表情で見上げた彼は、「向こうへ行こうよ」と言って、ディアンの服の裾をつかんだ。
「なんで何も話してくれないんだよ!」
ディアンは大声でレスにそう言い放った。こちらの方を見ようともしない彼に向かって、目一杯大きな声で。マサキは動かないままだったが、構わずディアンは続けた。
「あの時は悪かったよ。俺も先生の話、ちゃんと聞かないで疑った。火影だから、悪い奴だって決め付けてた。そのことは、本当に悪かったと思ってる。でもだからって、もうしゃべってくれなくなるのは嫌だ! だから」
「何とか言って」、そう言った時には、すでにマサキはディアンの目の前を離れ、廊下の奥へと向かっている最中だった。ディアンと六人衆の間をスルリと通り抜けたレスは、真っ直ぐ廊下を行こうとする。トカゲは暴れ疲れたのか、ぐったりとして彼の手の内に収まっていた。
「……人形みたいだな」
ディアンが呟いたのはその時だった。足早に去ろうとする背中に向け、挑発するように。レスの足がピタリと止まり、彼が何事かを考えているらしいことが分かる。だが生憎、背を向けられているディアンには、その表情までは分からない。ので、彼は続けた。
「ちょっとは怒るのかと思ったけど、全然だな。亡霊の方がもっといい反応するぜ。あんたは、何も返してくれない。だから人形だ。外見は人間だけど、中身は何にもないただの物だ!」
周りの六人衆が、何を言い出すんだと口をあんぐりと開けていた。ザラは多少驚きはしたが、それを顔には出さないようにしているようであったし、デビは「なんでそんなこと言い出すんだよ」と言いたげに、ビクビクとしてディアンとレスを交互に見ていた。
ディアンはさらに言葉を続けたかった。それはこの一ヶ月間、何の反応も示してくれなかった彼への不満の表れだった。挨拶をしようが、話しかけようが、にこりともせず、怒ることもない。本当に何を言っても、反応しないのか……。それを確かめると同時に、文句を言うチャンスだと思ったのだ。
しかし、レスが振り向いた時に見えたものに、ディアンは言葉を失った。明るい黄緑に変色し、瞳孔が猫のように細くなった目を、レスはディアンに向けていた。表情は険しいものだったが、どこかショックを受けているようにもディアンには見えた。だからなのだろうが、不意に今まで言おうとしていた言葉はすべて吹っ飛び、頭が真っ白になった。ただ、レスの手に握られたトカゲが、燃えるような赤から冷たい氷のような白に変わっていくのをぼんやりとして見ていた。
ディアンを守るように隣にきたリーズが、その変化を知らせるように指を指す。レスがそれに気づいた時には、トカゲは変色を終え、徐々に膨張している最中だった。
「トカゲを放すんだ、レス!」
誰かが叫ぶと同時に、今自分が行こうとしていた方へ、レスがトカゲを投げ捨てる。パンパンに膨らんだ風船のようになっていたトカゲは、廊下に当たって弾むと一気に空気を吐き出した。冷たい白い空気が、廊下を多い隠す。冷気に廊下に広がった水が、薄く氷を張った。それぐらいの冷たさだ。
白くなった空気がもとの状態になると、そこには何も残っていなかった。
「……どこいった?」
「いや、逃げたわけではないだろう。どうやら、感情を吸いすぎて破裂してしまったようだな」
唖然としているディアンの横で、リーズが辺りを見回しながらそう言うと、パズがそう付け足してレスを見た。
「あの妖魔を呼び出した張本人は貴様ではなかったようだな。今回は、疑ったことを詫びておこう」
いかにも残念だと言いたげにそう言ったパズに、レスは何の反応も示さなかった。どころか、少しぐったりして壁にもたれ掛かっていた。普段からあまり良いとは言えない顔色を、さらに青くして冷や汗をかいているようにも見える。
「先生、大丈夫ですか?」
心配そうな顔で、デビが声をかけるとレスは少し顔を持ち上げた口を開けて、何かを言おうとしているようだったが、声が小さすぎて何も聞こえない。
「安心しなよ、デビ。一時的なものだからね。彼もそれを言いたいんだと思うよ」
サトの言葉にレスがコクりと頷く。本当に一時的なことだったらしく、彼は次には真っ直ぐに立つとデビに向かって会釈した。
「ったく、お前じゃないならさっさとそう言えっての。こっちだって別にお前のこと、疑いたいわけじゃねぇんだから」
頭を掻いて、ばつが悪そうにリーズがそう言う。レスはそれに、すいませんというかのように頭を下げた。いや、だから何か言えよと言おうとしたリーズだったが、保健室の扉が開き、ビーズが出てくるのが見えるとお構い無くそちらの方へすっ飛んでいった。その場にいた全員が、リーズの背に呆れたような視線を送る。レスでさえ、目にはっきりとその思いが浮き出ていた。
「先生、あのさ」
そんなレスにディアンは近づくと、首を傾げた(無論、無表情のままだ)彼の顔を見上げた。
「さっきは………ごめんな。俺、先生にひどいこと言った」
しゅんと俯いたディアンは、続けて
「先生を怒らせたかったんじゃないよ。ただ、ほんとに何も思わないのか確認したくて」
と言い訳した。
「人形だなんて言って、本当にごめんなさい」
辺りがしんと静かになる。視線はレスへと注がれていた。またいつも通り、何も言わずに終わらせるだけだろうと誰もが思っていた。
「……いえ。君が言ったことに間違いはありませんよ」
小さい声でレスが呟く。ディアンが顔を上げると、そう思うのは当然のことです。とレスは続けた。
「……俺に感情がないのは事実、その通りですし、そう思っていてもらえて安心しました。先程は少し、昔のことを思い出して感情的になってしまっただけです」
「レッスーがしゃべってる……。聞いたよな、プシー? 俺の耳が悪いわけじゃないよな?」
「う、うん」
「なんだ、案外スラスラしゃべるもんだな~」
「感心するようなことじゃないだろう、レム」
「デビから聞いてはいたけど、ほんとに声ちっさいな……」
場に残って声を聞いた六人衆がそれぞれに呟く。どうやら異常に驚いているその様子に、ザラとデビはそれぞれの兄達を不思議そうな顔で見上げていた。
一方、ディアンはそう返してきたレスの顔を見つめてぼーとしていた。さっき言われた言葉を、信じられないと言いたげに首を振って「何言ってるのさ、先生」と呟いた。
「?」
「感情がないってどういうこと? 先生、さっき怒ったんだろ? 感情あるじゃん?」
なんで、ないなんて言うんだよ。
不思議そうに自分を見つめるディアンに返ってきたのは、冷たい言葉だった。
「ないものはないんですから、仕方ないでしょう」
「いらないものを削るのは、当たり前のことです。本当に大切なことのために、君だって何かを削ることがあるでしょう? それと同じことです」
「! なんだよ? なんだよ、その大切なことって。感情を削ってまで大切にしなきゃいけないことなんて、ないだろ?! ほら、この写真! ここに写ってるのはあんただろ? 急に笑えなくなんてなるはずない!」
ディアンが突き出した写真に、一度視線を合わせるレス。だがすぐに目を反らし、彼は真っ黒な目でディアンを見返した。
「……動き続けるためにはそうするしかなかった」
また少し周りの空気が冷たくなった気がした。冷たいと言っても、先ほどのように凍るような冷たさではない。少し肌寒い、そんな感じだった。見ると、レスの真っ黒な瞳は淡い緑へと変化しており、真っ直ぐにディアンを見ていた。
「……そうすれば、同じ苦しみから逃れて生きられる。僕は……あの時そう思ったんだ」
小さな細い声でレスが呟く。今回ははっきりと、悲しげに俯く彼の様子がディアンの目には映っていた。第二幕はここまで。第一幕が割りと長くなったので、大分短くしました。うん。次からディアン君がさらに頑張ってくれます。うん、そのはず。
久々に置きに来たよ~。 一ヶ月以上前の続き。3DS発売と同時にレイトン教授が出たんで、こりゃやらなあかんと思い、ちまちまやっていたらこの様だよ。良かったけどね、ゲーム自体は。松任谷由美さんの「Mysterious flower」が、頭から離れない。 いい曲だ。 3DSもそれなりに面白い。ただ、目がすぐ疲れるし、レイトン教授は別に3Dじゃなくても楽しめるから、あんまり使わない。あと、電池の消耗が激しすぎる。
まぁ、ゲームの話はいいや。相変わらずグダグダ、くらーい雰囲気の続きものですが暇つぶしにどうぞ。
まぁ、ゲームの話はいいや。相変わらずグダグダ、くらーい雰囲気の続きものですが暇つぶしにどうぞ。
本校舎、中庭側、給湯室前の廊下は外にも負けないくらいびしょぬれになり、七人の大人がその回りを封鎖するように立っている。その内一人は、少しまだ気が動転しているのか、廊下の壁に背をもたれかけて座っていた。
「ビーズ? もう大丈夫かい?」
「えぇ。だいぶ落ち着いてきたわ。ありがとう、リーズ」
「いいんだよ、マイスイート! 君が無事で何よりだっ」
「少し静かにしろ、ヒマワリ」
「……兄ちゃん、それ恥ずかしいよ」
座り込んでいる一人、九尾 ビーズの前で格好をつけていたリーズに、難しい顔をしているパズから檄が飛んだ。その場にいたディアンも呆れたような口振りでそう言い、同じように階段を下りてきたザラとデビも呆れたような目でリーズを見た。
「なんでここにいるんだ、ディアン! 危ないだろ! 校庭に行ってろよ!」
「図書室にいたんだよっ! 今降りて来た所なんだ!」
「口答えしてないで行こうよ~、ディアン~」
「デビ、心配しなくていいよ。もう火は消えてるから」
「大した火事じゃなかったみたいだな」
「なんだ、ザラちゃんもいたのか」
「……ザラちゃんって呼ぶな」
すでに鎮火した給湯室。中の様子を首を伸ばしてみようとするディアンの頭を誰かがつかむ。パズは、子供のみるもんじゃないとばかりディアンを押し戻すと、そのまま給湯室に入っていった。どうやら中の様子を探って火事の原因を探しているようだ。その様子を残り五人は見守りつつ、火事が発生した当時、ここにいたビーズに質問を始めた。
「で、何があったんだい、ビーズ?」
「それが……。お湯を沸かしていたら、急に火が大きくなって。蛇みたいにうねり出したと思ったら、傍のカーテンに引火しちゃったのよ。火元は消したんだけど、ちょっと遅かったみたい……」
「蛇みたいにうねったのか。とすると……」
「俺としては妖魔の仕業だと思うんだぜぃ」
「皆そう思ってるって、ハリトー」
「妖魔?!」
ディアンは目を輝かせると、あれこれと相談をしようとしている五人を見上げ、「もう退治したの? まだなら俺も手伝う!」と大声で告げた。
妖魔。ディアンが持つ、古い戦士達のイメージである、魔物を退治するという仕事。これに関係するのが「妖魔」である。人の手では起こると考えにくい現象を引き起こし、普段は目に見えない。しかし、時折実体化してはこうして人に害を為し、また消えていくという厄介ものである。その姿は動物や昆虫、爬虫類など、人以外の生き物の形をしていることが多い。それらを未然に防ぐ、あるいは発生後、退治するというのが古来の、そしてディアンが持つ戦士のイメージ像の中核なのだ。
「ねぇねぇ、どんな妖魔だった? ビーズさん」
「ディアン! あんまり今、ビーズにしゃべらせるなよ!」
「さっきも言ったけど、蛇みたいだったわ」
「無理に答えなくていいってばー! ビーズー!」
「喚くな、うるさいぞ」
騒ぎ立てるリーズの大声に、いつも顰めている顔をさらに顰めながら給湯室からパズが顔を出す。その手には、真っ黒に燃えてしまった何かの切れ端が握られていた。その切れ端を五人に見せ、「妖魔の仕業はほぼ確定だ」と彼は告げた。
「恐らくは炎系の能力を持つ爬虫類型のものだろう。切れ端にうっすらとだが、鱗模様がついている」
「で、そいつは消滅したのかい?」
「いや。どうも、まだ消滅していないようだな。外は雨だし弱ってはいるが、また火元に入れば奴らは復活する。配管を通って、校内のどこかに逃げ込んでいる可能性が高い」
「よっしゃー! 俺に任せるんだぜぃ! ちょちょいのちょいで捕まえてやるんだぜぃ!」
「貴様には感知能力はないだろう。炎の竜玉を持っていないと無理だ」
俄然やる気を見せるハリトーを一蹴し、パズは「手分けして探すこととしよう」と、提案した。
「「炎」の能力を感知できるのは、レムとリーズの二人だな。二手に分かれるか」
「でも、校内に妖魔が現れるなんて、珍しいね」
黙って話しを聞いていたプスがそう言うと、他五人は確かになというように頷いた。完全に話についていけていない生徒三人は、その様子に頭の上に大きなハテナマークが浮かぶ。
「兄ちゃん、なんで校内には妖魔は現れないのさ」
「えっ? えーと、それは……」
「妖魔っていうのはね、ディアン。人の感情に誘き寄せられて現れることが多いんだよ」
答えられずに困っていたリーズに助け舟を出すように、プスがそうディアンに言った。
「特に、人のマイナスの感情に引かれて現れることが多くてね。でも、この学校ではそういった感情を人が持っても、それに妖魔が引き寄せられないような特別なバリアを張ってるんだよ」
「まぁ、簡単に言えば虫除けみたいなもんさ」
レムの言葉に、なんとなくイメージが浮かんだのか三人は納得したような顔をする。それを見て、「はいはい、分かったらもう先に帰りなさい!」とリーズが三人の背を押した。
「暗くならないうちに帰らなきゃだめだろ? 雨も降ってるんだからさ。あと、危ないから手伝うのも禁止!」
「兄ちゃん、答えられなかったからって俺達のこと追い出すなよ!」
「べ、別に答えられなかったからじゃねぇ!」
「大体、そうなってるんなら、なんで妖魔が現れんだよ?」
背中を押すリーズに反抗するようにディアンとザラが言う。その一言に、六人は「しまった」というような顔をして、お互いに顔を見合わせた。背中を押す手を止めたリーズを、それ見たことかとディアンとザラは見、デビは怖いことになるなら帰りたいと、自分の兄の後ろに隠れて震えるばかりだ。 そんな弟の気を知ってか知らずか、苦い顔でサトが口を開く。
「忘れてたよ。マサ先生がいる限り、妖魔がこの校内に現れるのは限りなくゼロに近いってこと……」
「しかも、今は雨だぜぃ。水に弱いはずのあいつらが自然発生するか?」
「となると、誰かによって持ち込まれたと考えた方が良さそうだな……」
「もしかしたら、その犯人の所に妖魔が逃げた可能性もあるよね」
「雨も急に降り出したし、練っていた計画が潰れたってところだろうなぁ」
「んの野郎! どこのどいつだ。見つけたらただじゃおかねぇ!」
自然発生ではなく、人災の可能性が出てきた今、頭に血が登ったのか、リーズがそう言って拳を握る。絶対に見つけ出してやると言わんばかりのその勢いは、誰にも止められそうにない。
「とは言ったものの、外部からの侵入者の線も濃いし、探し出すのは難しいんじゃねぇか?」
「愚か者。すでにいるだろう。疑わしい奴ならこの校内に一人」
リーズのとぼけた様な言葉をパズが一蹴する。その一言に誰だよというような顔をリーズがしている後ろで、ディアン達三人はゆっくりとこちらに近づいてくる足音を聞いていた。どうやら今まで外にいたらしく、歩くたびにびちゃっと水が落ちる音が聞こえてくる。
足音が止まり、角を曲がって現れたのはびしょぬれの、黒い影をまとった南澪都マサキだった。その姿をパズが睨みつける。ディアンの目は、マサキの黒く濁った瞳に向いていた。午前中に出会った時よりも、もっともっと淀んだ真っ黒にも見える緑色……。それを確認した途端、何かが傍をするりと駆け抜けていった。「お前かっ!」と、大声で叫んでマサキに突進したリーズは、彼の胸倉をつかむと壁に押し付ける。敵を威嚇するライオンのような目で、リーズはマサキを睨みつけ、マサキは黙って濁った瞳をリーズに向けていた。リーズ兄やんが壊れた~(今更) すんません、暗い箇所も次の二幕で終わらせるんで、もう少しマサキことレッスーに付き合ってあげてくださいな。 ではでは。
あけましておめでとうございます。 メールで年賀状なんぞ送ってしまって申し訳ない。しかし、かわいかっただろう? 相変わらず親ばかです。
さてはて、新年一発目の更新です。おみくじってわけでもないですが、黒巳の言ってた文体診断の結果も載せときます。とはいえ、出てきた人らの作品、ほっとんど読んでないからあんまりわかんないけども……。とりあえず、ワースト3に岡倉天心入ってるのに吹いた。
以下に二章の続きと文体診断結果。
さてはて、新年一発目の更新です。おみくじってわけでもないですが、黒巳の言ってた文体診断の結果も載せときます。とはいえ、出てきた人らの作品、ほっとんど読んでないからあんまりわかんないけども……。とりあえず、ワースト3に岡倉天心入ってるのに吹いた。
以下に二章の続きと文体診断結果。
文体診断結果
walia 第一章 冒頭
一致指数ベスト3
1、森鴎外 74,8
2、井上ひさし 73,2
3、幸田露伴 72,8
ワースト3
1、岡倉天心 45,3
2、吉川英治 49,3
3、橋本龍太郎 52,1
文章評価
評価項目 評価とコメント
1 文章の読みやすさ A とても読みやすい
2 文章の硬さ A 適切
3 文章の表現力 A とても表現力豊か
4 文章の個性 A とても個性的
評価がAだったのは嬉しいな~。 ベスト3がそうそうたる顔ぶれで、すごく気後れするんだが……。私、そんなに文章書くのうまくないよ。三人揃って岡倉天心に嫌われてますなぁ~。まぁ、天心さんのこと、知らないから別にいいけどね。 続いて、第二章の続き~。
じゃんけんで勝敗を決めるのには、それほど時間はかからなかった。見事に一発でレイに負けてしまったディアンにより、発表は八班を先発にして順番に回ることになったのだ。その結果に、次の番である七班の女子二人から、厳しいブーイングが飛び、レイにはバカにされ、それらに対抗して大声を上げてとしていたため、調べ物をするために三人が図書室に来た頃には、ディアンはヘトヘトになっていた。時刻は午後四時、放課後である。
「疲れた~。もう早く帰ろうぜ~?」
「騒ぎすぎなんだよ、お前は。今から調べとかねぇと、休み中に学校にくることになるぞ」
とりあえず資料を見るために取り出した本をパラパラめくりながら、ザラはぐでーと机に突っ伏していたディアンを一喝した。その隣では、デビが一心不乱に本を開いて読みふけっている。
「調べるって言ったって、まず何を調べるのさ? どの戦をするのか、まだ決めてないだろ?」
「それを今から決めるんだろうがよ」
目を引くものがなかったのか、取り出した本を元に戻しながらザラはディアンに睨みを利かす。そして、デビの方を見て「何かあったか?」と尋ねた。
「どんな戦でもいい、と言ってたが、せめて範囲くらい決めてくれりゃいいのに」
「先生に文句かぁ? 今度言いつけといてやろうか? あぁ見えてサトさん、怒ると怖いんだぜ?」
ニヤニヤと笑いながら言うディアンを無視して、ザラはその隣のデビを見る。眼鏡を光らせ、真剣に本を読んでいた彼は「よし、これにしよう」と言って持っていた本を取り上げた。
「やりがいがありそうなのだと、やっぱり謎が多く残っている戦だと思うんだよね。だから、この」
「そんなのより、七年前の景山の戦にしようぜ! 俺、兄さんのことならなんでも分かるし!」
「あれ、僕の意見は?」
ディアンに遮られてしまい、意見を最後まで言えなかったデビがそう呟くが、ディアンの耳には届かない。彼は、必死に本をめくって「景山の戦」の項目を探している最中だったからだ。それを横目にしつつ、ザラは「兄さんってのは、風野のことか?」と尋ねた。
「当たり前だろ~。レムさんから聞いてないのかよ?」
「フン。聞いてはいたけどな。その割にお前が弱いんでデマかと思ってたんだ」
「なんだとー!」
まぁた始まったとばかり、デビは取っ組み合いを始めた二人を呆れたような目で見る。こうなってしまうと、自分が止めに入っても無駄だろうし、と彼は諦めたようにため息をつくと、とりあえず「景山の戦」を調べる事にしようと考えて、本に手を伸ばした。
「ん?」
ふと見ると、廊下の上に二枚に折られた紙が落ちている。それと一緒に、先ほどディアンが「先生のだ」と言っていた栞も落ちていた。どうやら、ポケットにしまっていたのが落ちたらしい。全く、物を大切にできないのは相変わらずだなぁと思いつつ、デビはそれを取り上げるとまじまじと見つめた。
「へぇ~。綺麗な絵だなぁ~。「福寿草」って、花の名前かな? 誰が書いたんだろ?」
まさか先生? と一瞬考えがよぎるが、まさかねぇ~とデビはその考えを振り払うと、もう一つの紙を見てみることにした。
「あー!」
ディアンの大声が聞こえたのはその時だった。
「ずるいぞ、デビ! それ俺が後で見ようと思ってたのに!」
喧嘩を一時中断し、ディアンはデビに駆け寄ると手にされていた紙を覗き込んだ。
日に焼けてしまったのか少し茶色く変色した紙。所々が擦り切れ、汚れているそれは色あせた写真で三十人くらいの男女が笑顔で写っていた。皆、なぜか一様に同じ上着を着ている。色あせていても、それが黒色でジッパーラインは燃えるような赤であることだけははっきりと分かるが、折れて線の入った部分はよく色が分からなくなっていた。
写真を隅々まで見ていたディアンは、その中央に視線を向けた途端目を疑った。嘘じゃないかと、目を反らしてからもう一度見てみる。信じられないものは変わらずそこに写っていた。
「よく見えないよ。何が書いてあるのさ、ディアン」
割り込まれて困っているデビがそう呟いたので、ディアンは横に少しずれて、写真をさらに見つめる。何してんだとばかり遠巻きに見ていたザラもすぐ隣にやってくるとそれをのぞき込んだ。
「あっ」
二人が同時に驚いたような声をあげる。
三十人程の男女が写っている中央。仲間に囲まれてぎこちなく笑っている彼に、三人の目は釘付けになっていた。その笑顔は確かにぎこちないものだったけど、確かに彼が心から笑っていることを知るには十分だった。三人は今まで見たことのない彼の笑顔に、彼が普通の人間であったという安堵を覚えるが、それと同時に彼の左目にある十字の痣に少しの恐怖を覚えた。三人は顔を一度見合わせる。彼らの担当・南澪都マサキは、写真の中央で仲間に囲まれ、幸せそうに笑っていた。
少し暗くなり始めた川沿いの草原をガサガサとかき分けてみる。しかし見つからない。あるとすればここだけのはずなのに。ないと言う事は、誰かが持っていったのか。見上げると暗くなってきたのが、日が落ち始めたからではなく、厚い雲が空を覆い始めたからだと分かる。やがて降り始めるだろう。あれが、汚れないのならばそれでいいが、もし拾われたとすれば、おそらく拾ったのは……。雨粒がポツポツと顔に当たって弾けた。もう、どうなってもいいや。
どこかで、息を潜めていた何かが、そっと動く気配がした。
***
ザーザーと雨が降り出していた。暗くなった外とは裏腹に、明るく感じられる図書室。その机の前で、三人は呆然として写真に見入っていた。
「……先生に……、痣?」
「やっぱり俺の見間違いじゃないよな? これ、先生だよな? 笑ってるけど」
「……こいつ、マジかよ」
三人はそれぞれにそうつぶやくと、ディアンとデビは顔を見合わせた。
「この十字痣どっかて見たような……」
「当たり前だろ? こいつがどんだけ有名だと思ってんだ?」
「先生が、……もしかしてとは思ってたけど本当にそうだったなんて」
「?」
落ち着き払って言うザラとは裏腹に、オロオロとしながら怯えている風にも見えるデビを見て、ディアンは言い知れぬ不安を感じた。デビがここまで怯えるのは、何かとんでもないものを知った時だ。
「俺は、ただこの人に会った事がある気がして……」
「だとしたら、よく生きてたな、お前。まぁ、俺らも今じゃ似たようなもんだけどな。……てか、気付いてなかったのか?」
ディアンの言葉に呆れたようにザラは呟くと、一から説明してやると言わんばかりに、写真を指差した。
「こいつは、二年前の草原の戦で裏切り者になった失盗 レスって奴さ。名前くらい聞いた事あるだろ?」
「き、聞いた事はあるけどよ。お前だって、さっき驚いてたじゃんか」
「あれは、この写真にこいつが写っていることに驚いたんだよ」
ザラは鼻で笑うと、腕組をして机に置かれた写真を見下ろした。ディアンは、ザラのそんな様子を見てから午前中のマサキとの会話を思い出していた。火影の仲間なのかという問いに、「違いますよ」と答えていたことを思い出しつつ、その後はっきりと答えてくれなかったことが思い出された。
デビも同じ事に思い至ったのか、「うわー! やっぱり先生は前の火影と関係あるのかも~」と午前中に言っていたことをまた繰り返していた。
「どうする?! マサ先生に問いただしてみる?どういうことなのか説明してもらわなきゃ!」
「デビ、お前、マサ先生に文句言える自信ある?」
ディアンの苦笑混じりの返しにデビはすっと黙り込んだ。先月の叱咤を忘れることはない。
雨音の響く図書室で三人はまた顔を見合わせた。と、その時である。急にジリリリリリッと火災を知らせる警報が、辺りに響き渡ったのだ。続いて放送で、本校舎の方で火が上がっていることを告げるアナウンスが響く。本校舎、三階にいた三人は急いで外へと駆け出した。
はい。相変わらずというか、新年早々からなんか重い空気のパートがありましたね。すいません。もちろん、あの人です。もう少しの間、あの人はこんな感じです。でも書くのめんどくさいよ、この野郎。早く大暴れさせてやりたいもんです。
はい。相変わらずというか、新年早々からなんか重い空気のパートがありましたね。すいません。もちろん、あの人です。もう少しの間、あの人はこんな感じです。でも書くのめんどくさいよ、この野郎。早く大暴れさせてやりたいもんです。
紅露の載せてた奴、やってみたよ! 卒論の合間にやったら、筆(つうか、手?)が進む進む。
思ってたより、分量多くなってひいた。自分で。 いろいろキャラ名出しながらやったからかな。
そんなんで良ければ、続きからどうぞ。
思ってたより、分量多くなってひいた。自分で。 いろいろキャラ名出しながらやったからかな。
そんなんで良ければ、続きからどうぞ。
傾向バトン
*主人公
やっぱり、明るくて馬鹿で世話焼きというか、物事にすぐ首突っ込んでいく子が書きやすいし、多いかな。多少悩むけど、やっぱり考えるよりも行動!な奴等が多い。ディアンは言わずもがな、後は六学年だとエレキだし、六人衆だとリーズとハリトー、三珠樹だとマサあたり。面倒ごと起こすけど、周囲には愛されてるというか、友達に恵まれるような奴ね。そういう意味じゃ、リーズとハリトーはちょっと違うかもしれないが(笑 マサにいたっては、友達二人がいい人すぎるんだ。周りを元気にするような人にできれば、理想。
* ヒーロー・ヒロイン
紅露も言ってたけど、ヒーローと主人公って何か違うのん?意味、一緒じゃね?
まぁいいけど、大体上と同じかな。やっぱり、物事に何でも首突っ込みたがって、話の中心になる人だろうね。ヒロインにしても一緒。レイちゃんはそこまで世話焼きじゃないけど、女子の中では何かと話の中心になる子だし。
あと、話の中で、かっこいい人という意味でヒーロー使う場合もやっぱ一緒かな。レオさんとか、まんまだもんな。女の人なら、まだまだ出てこないけど、フキノさん(あやめのお母さん)とか、ハナビ(サクラのお母さん)とかね。
* ライバル・敵
んー、ライバルなら主人公より格上で、好敵手と書いて読む奴等の方が多いかな。絶対格上とは限らなくて、同等ぐらいってパターンも多いけど。ライバル=親友って形が一番書き易いし、絡ませ易いね。後、主人公(的な人格の人含め)=突っ込み、ライバル=天然っていう構造がうちには多い。ザラとカノ、リーズとレム、マサとウェン、エレキとシノあたり。ディアンとザラは逆だと思うんだ。どっちも突っ込みっぽいけど(笑
敵にもそういうのはチラホラいるにはいる。ディアンとフィノとか、ユウイと丑若あたり。基本的に、子供らの相手は宿敵よりも好敵手的なライバル関係みたいなのが多い(というか、多くなる)気がする。
敵にはどちらかというと、関係上宿敵同士って奴等が多いかな。ザラと虎若、玄とマサ、ウェン、ユウイ、サトとマリア、レスとシャドー、ライクとプス等々。いろいろ因縁あって、戦うシチュエーションというか、それまでの経過とか感情とかを妄想するのが楽しいんだよね。そんなごたごたに主人公が巻き込まれて、あれやこれや問題解決する感じの話が好きなんだよ。
* 女性キャラ
ヒロインもそうだけど、ちょっと勝気なしっかりした人が多いかな。レイ、カリン、アザミ、アカネ、スミレなんか特にその傾向激しいんだよね。主張が激しくて、男共をまとめる感じで突っ込み担当。力強く生きていくような女性だね。そんでもって、男より権力が上。あとは大人しい人と天然不思議ちゃん。リンゴ、サツキ、リコが大人しい方で、サクラやアヤメ、ビーズ、ローズあたりは不思議ちゃんの方。どちらかというと、リンゴは主張をはっきりする方の子だけど、性格的には大人しい方だと思う。天然と突っ込み、両方の暴走を止める役割でもある。あとの大人しい子は、自己主張がはっきりしなくて、流れに流され易い子をよく書く。天然ちゃんは、女性陣のネタ起爆剤。唯一女性陣がバカやってくれる時のための布石(笑
* 男性キャラ
一番多いのは……、やっぱり馬鹿な奴だな(笑 特に、何か一つのことにすっげー執着して、そのことにだけは目の色変えるような奴等ね。リーズとかハリトーとか、まさにそれだよな。別に馬鹿じゃなくても、何か一つのことに執着する奴が男にはことの他多い気がする。女性陣はそうでもないのに。あと女性に弱い。ゼノみたいな女好きが多いんじゃなくて、振り回されて尻にひかれるヘタレが多い。子供でも大人でも。特に大人共は振り回されっぱなしで、尻にひかれっぱなしでヘタレだ。
一つのことに執着するバカということを共通点として、純真無垢な天然をよく作る。ディアン、サスケ、リキ、タカトなんかそれ。大人だと、リーズ、ハリトー。主人公格の人々です。無邪気って言葉がよく当てはまる人って言えば分かるかな。
だけど、こいつらはよく暴走して話を別の方向に持って行ってしまうので困る。こいつらのストッパーとして、天然だけどある程度常識を持った大人しい人をコンビで作る。デビ、ピード、ヨシスケ、大人だとプス、レスあたりがそれになる。大体皆気弱で、馬鹿騒ぎする奴等に流されることが多い。だから苦労人。
だけど、こいつらはよく暴走して話を別の方向に持って行ってしまうので困る。こいつらのストッパーとして、天然だけどある程度常識を持った大人しい人をコンビで作る。デビ、ピード、ヨシスケ、大人だとプス、レスあたりがそれになる。大体皆気弱で、馬鹿騒ぎする奴等に流されることが多い。だから苦労人。
他には、掴みどころのなく、楽観的で、なんでもできる奴とか。レム、ウェン、カノ、ユウ、ススキあたりそうだね。なんでもできるから、なんの話にだしても絡ませやすいし、決まって天然だから話を面白い方向に運んでくれたりもするし、軌道修正もしてくれる。
逆に少ないのは、話のしっかりできるクールな奴とか、逆にはっちゃけすぎて、行動が予測不能な人。ザラやモル、パズ、ユウイなんかがそれ。前の三人はクールすぎて扱いに困る。何、こいつら、何考えるかわっかんねぇってなる。自分がそんな頭ないからね。ユウイは、この人はっちゃけすぎて、行動予測不能。書いていて、ここでこの人出そうとか思ってもいないのに出てくる。出しやすいと言えば、出しやすいのだが、使い方が微妙に分からない。一応、突っ込みと天然の間に入って中立してくれるキャラとして使ってはいるけどね。マサとウェンが暴走しだすと、アッパーかまして止めてくれるとかそんな感じ(笑
基本的に、男性陣には馬鹿やってもらうのが好きなんだよね。だから基本は馬鹿だよ。
* キャラ同士の恋愛
基本両思いが多い。しかも同年代。そして上でも言ったけど、女の方が強い。というか、男性陣がヘタレ。まぁ、大人勢にしろ、子供勢にしろ、これから両思いになるってパターンが多いかな。それまでは、それぞれ片思いかも……と思案していくパターン。片思いでも、結果として両思いになることの方が多い。特に子供勢。なんにしろ、発展途上の間の片思い比率は、男女半々だと思う。大体同じぐらいにしてたはずだ。
悲恋となると、いつも男が取り残される。マサとかレスがそれ。レスの場合は死別したわけでもふられたわけでもないけど、本人死別したと思ってるんでそういうことにしておく。女の人が取り残されるのだと、もう結婚した後も含めていいならカランぐらいかな。ふる方も女が男をふる方が多いかなぁ~。あんまり、男が女をふるって方は今の所、一つしか考えたことがない。いかんせん女性の数が少ないもんで。
あと、同年代以外、年上年下に片思いするパターンだと年上好きになるパターンしかない気がするぞ。アカネとウェン、ウェンとカランとか。ヨサクとリオもそうか。ウェンのすでに人妻であるカランへの思いも、決して報われるものではないから、ある意味悲恋に入るのか? そこらへんはよく分かんないな。
* 人間外
人間外なら、そら動物入れる傾向がむっちゃ強いよ。何かしら、動物そのもの、あるいは動物モチーフのもの入れる。入れないと死んじゃう、作品なんて書けない。神霊とか、妖魔とか、あと妖(あやかし)も全部、動物モチーフだし。国の名前からしても、動物系統の伝説使ったりしてるし。もう一個の作品なんか、もはや主人公達がただの人間じゃないもの。いつか、神霊の奴等とか、ペットが主役の話書きたいな。ウルフとか、ビリーとか書いてみたら楽しいと思うんだ。また、こいつらの話もウェンウェンが出てきたら微妙に増えるかもね。むしろ、書きたい。
* 幼馴染
この設定は、私の作品には結構多いよな。ディアンとレイとデビ、マサとユウイとゲン、カリンとアヤメ等々。こういう奴等って、やっぱりお互いのことよく知ってるっていうのが、この単語だけで分かるし、それに伴って、後から後から話作れるし、ちょいちょい「相手のここは知らなかった」とか「昔からそうだった」とか、途中で入れられるので楽。妄想の溜り場。
あと、上に書いた奴等は赤ん坊の頃から馴染みだった奴等ばっかり並べてるけど、子供時代全部でいうなら大人勢はもっといる。大体、三人程度の幼馴染で女の子一人のパターン。例外で三珠樹とゲンが男ばっかなぐらいかな。六人衆の時代なんて、男六人、女六人の合計十二人全員幼馴染みたいなもんだよ。余計だけど、兄弟も多いよ。(笑
あと、上に書いた奴等は赤ん坊の頃から馴染みだった奴等ばっかり並べてるけど、子供時代全部でいうなら大人勢はもっといる。大体、三人程度の幼馴染で女の子一人のパターン。例外で三珠樹とゲンが男ばっかなぐらいかな。六人衆の時代なんて、男六人、女六人の合計十二人全員幼馴染みたいなもんだよ。余計だけど、兄弟も多いよ。(笑
以上、無駄話多めのバトン回答でした!男性キャラの所の長いこと、長いこと。別に贔屓したわけじゃないよ。 あと、聞いてみたい人はもう書かなくても分かるよな? 黒巳さ~ん(笑
朝載せられなかった一幕の続き置きに来たよ~。ぶっちゃけまだ続くぜ、第一幕(笑。 なんか、気づいたらだいぶ長くなってて、自分でも軽くひいてる。 この続きは、ちょっと削ってから出すことにするよ~。さすがに長すぎるから。
行間空けるという工夫をワードの方でして張ってみたんだけど、反映されなくてがっかり。 やっぱり、ここに張った後に、スペースキー押してちまちま行間空けるしかないのか? わっかんねぇよ~。
行間空けるという工夫をワードの方でして張ってみたんだけど、反映されなくてがっかり。 やっぱり、ここに張った後に、スペースキー押してちまちま行間空けるしかないのか? わっかんねぇよ~。
サワサワサワ――――。
裏庭に降りてくると、風が葉を揺らす音が響いていた。五月に入り、さらに青々としている葉っぱは春らしいさわやかな風を感じさせてくれる。
ディアンはデビを引っ張って目の前の緩やかな坂を登っていた。四月にマサキから集合場所に指定された、木の下へと向かう道である。解放スペースのベランダからは、裏庭がよく見える。そこから裏庭を見たのは、目当ての人物がおそらくは裏庭にいるだろうことをディアンが確信していたからだった。そして案の定、彼はそこにいた。
「…………」
「マサキ先生、ちょっといい?」
「……」
「なんか言ってよ」
「……なんでしょう?」
目の前で本を広げたまま、マサキはいつも通りの抑揚のない声でそれに答えた。大きな木の影で、根本に座り込んでいた彼はその眼前にいるディアン達には見向きもしない。意識半分ということをアピールしているようだ。
「先生ってさ、火影だよな」
ページをめくろうとしていたマサキの手が止まる。その反応に、デビは「そんなはっきり言っちゃだめだよ、怖いよ」とディアンの影に隠れたまま小声で呟いていた。しかし、当のマサキはほんの少し動揺しただけなのか、ちらりとディアン達の方を見、またすぐ視線を本へと移した。
「……」
「な、なんか反応しろよ」
「……そうですよ。俺は火影です。人々に恐れられ、忌み嫌われている、最強の戦闘民族の火影です。それが何か?」
慣れたような言い方でマサキがそう返してきたのに、ディアンの頭の中でカチンという高い音が響いた。いかにも流す気満々です、なマサキの態度に頭にきたのである。
「なんだよ、涼しい顔して! 今から質問をするから、それに素直に答えろ!」
「……命令形ですか。えらそうですね」
必死なディアンの形相に、マサキはさらに馬鹿にしたようにそう言うが、「どうぞ」と言って、また本を読み始めた。「ほんとに答える気があるのかよ」とディアンは問いかけるが、マサキは無反応だ。仕方なく、ディアンは質問を始める。
「先生って、なんで教師になったの?」
「……俺は教師じゃありません」
「だから、なんで俺達の担当になったのかって聞いてるの!」
「……成り行きです」
「絶対、嘘だろ!」
マサキの飄々とした答えに、ディアンは怒声を上げるが、そんなものどこ吹く風、な様子でマサキは本を読みふける。何も言わなくなったマサキに、歯軋りしながらディアンは次の質問を問いかける。
「先生ってさ、前に俺達のことを襲った火影と知り合いなの?」
「……」
「答えてよ、素直にさ」
「……違いますよ」
「ほんとにぃ?」
「……」
黙りこんだマサキを見て、少し突っ込んでいきたくなったのか、ディアンはさらに問いを続ける。
「前に俺達を助けてくれたのって、自作自演? だから、あの時兄ちゃん達に囲まれてすぐ逃げ出したのか? なぁ、どうなのさぁ?」
「……」
「ん~、もしかして素干しかなぁ」
「ディアン、図星だよ」
「……図星だったのかなぁ。なぁ、先生」
さらに黙り込んでしまったマサキに、冗談のつもりだったディアンは顔を青くして「まさか、本当なんじゃ?」と呟くとマサキから少し離れた。マサキは何も言わない。ただ、そこでほんの少し悲しげな表情を浮かべた横顔が、ディアンにははっきりと見えた。
「……せ、先生? 結局、どっちなんだよ? なぁ?」
「……」
「はっきり言ってくれよ! 本当のこと……をっ」
そこまで言った所で、マサキから鋭く睨まれてディアンの言葉は勢いを失う。彼は笑うことも少なければ、怒ることさえ滅多にない。そんな彼の睨みは、威圧感というよりもディアン達を敵視しているようなそんな睨み方だった。
ディアンとデビが少し怖気ついている間マサキはゆっくりと、目の前の本を読み続けていた。一段落ついたところで、彼は黄色い花の描かれた栞を取り出すと、それをページにはさみ本を閉じた。
「ど、どうなんだよ! 先生、ほんとはどっちなんだ?」
「……悪いことはいいませんから、それ以上俺に関わるのはやめておきなさい。そうじゃないと……、次に死ぬのは君達です」
「……ど、どういうことだよ、それ。先生が俺達を殺すってことか?」
ディアンの後ろで、警戒するようにマサキを見ていたデビも意味が分からず呆然としている。そんな二人を尻目にマサキはゆっくりと立ち上がる。側に置いていた何冊かの本と、先ほどまで読んでいた本を抱え、あの沼のように濁った瞳を二人に向けて。
「……一ヶ月前にも言いましたけど、もう分かってるんでしょう。分かっていないのだとしたら、俺に関わっていても良いことは一つも起こらないと、そろそろ気づくべきです。……この国の人達にとって、俺は死を招く亡霊だということにね」
濁った瞳は、やはり始めて会った時と同じように、ずっと見ているとブクブクと沈んでしまいそうな沼のようで……、生気はないと言って不思議はないものだった。そんな目で見られることに、恐怖したのか嫌になったのか、デビは早々に目を逸らした。
「……何言ってんだよ、先生」
一方、ディアンは濁った瞳を見返すと、本を抱えているマサキの腕をグッとつかんだ。突然のその行動に、デビは元よりマサキも動けずに呆然とした顔でディアンを見た。少し冷静になったマサキが「何をするんですか?」とディアンに尋ねると、ディアンは顔をしかめ、怒ったように言った。
「亡霊ってなんだよ? 先生は死んでないじゃん。俺の手が、先生の腕を掴んでる感覚あるだろ?」
「……もちろんありますが……」
「そりゃ、先生の顔は死んだみたいな顔だし、正直生きてないって表現は合ってるから、他の人がそう言うのは分かるけどさ」
「……随分はっきり言ってくれますね」
「自分で自分のこと、亡霊だなんて言うなよ!」
「!」
マサキの小言をかき消すように、ディアンが言った。マサキが目を丸くする。今までなかった表情が、ほんの少しだけ顔に出たのだが、今のディアンの目はそこに向いてはいなかった。
「顔色が悪くても、触れば分かる! 先生はまだ死んでないって。暖かいし、目にも見える! ちゃんといるのに、いないとか言うなよ!」
彼は真っ直ぐ、光のない濁ったマサキの目を見ていた。薄く緑がかったコバルトブルーの瞳に木陰から漏れた光があたって、宝石のように輝いている。その様子を見た瞬間、マサキはサッと目を反らすとディアンの手を振り払うと、逃げるように校舎へと向かっていった。途中本を一冊落としたのにも気づかずに、彼は中庭へのドアを乱暴にあけると中へと姿を消した。
「さっきはなんであんなこと言ったの?」
教室に戻ってきたディアンの隣で、デビがそっと耳打ちをした。ディアンは「あとで」と口で伝えると、前の壁掛け時計を見た。もうすぐ四限目が終わる。
あれからすぐチャイムが鳴り、二人は急いで教室に戻って授業を受けた。授業は社会だったが、ほとんど聞いていない。それ以上に、マサキの言葉が頭を回っていた。どうしてあんなに否定的な言葉しか出てこないのか。そんなに火影だということが、問題なのか。ふとマサキが一瞬見せた悲しげな顔を思いだし、あの時、なぜ彼があんな顔をしたのかということについて考え始めた。
「……なんか悪いこと言っちゃったのかなぁ、俺」
あんなに深く突っ込むんじゃなかったなと後悔しても、もう遅い。もしかしたら、これから先彼と言葉を交わすこと自体がなくなる可能性も十分にあった。元から、あまりしゃべらないのに、これ以上しゃべってくれなくなると、本当に彼の思っていることがさっぱり分からなくなってしまいそうだ。どうにか、先ほど手に入れた物を口実に、仲直りだけでもできればいいのだが。
社会科を担当しているサトが黒板の方へ向いたのを見て、ディアンは先ほど拾って帰ってきた本を取り出した。マサキが落としていった例の本である。膝の上に置いて見てみると、どうもそれはマサキが木の下で読んでいたものらしかった。茶色い表紙には続け字で何かが書いてあるが、うまく読みとることはできない。結構分厚くて、中のページに所々染みがついている様子だと古い本なのだろう。パラパラとページをめくっていたディアンはあるページに、あの栞が挟まれてあるのを見つけた。描かれている花は、黄色くて花びらの多い花だ。しかしよく見かけるタンポポではない。もっと葉の先が八重状になっていて、茎が太くてこじんまりとしているような……。
「本を読んでいるのは誉めるけど、僕の授業中に別のことをするのは頂けないなぁ」
不意に頭の上から声が聞こえたので、ディアンはとっさに持っていた栞と本を一緒くたに机の中にしまう。恐る恐る顔をあげると、さわやかなサトの笑顔があった。
「ハハ……サトさん、あのさ」
「授業中に別のことをしてたら、それは取り上げさせてもらうって初日に言ったよね?」
笑顔のままでサトは言うと、これは没収と机の中から本を取り出して言った。
「あっ、サトさん、待ってよ!」
「何を言おうと授業が終わるまでは返さないよ」
「それ、マサキ先生のなんだよ!」
ヒラヒラと手を振りつつ、教壇に戻ろうとしていたサトの歩みがピタリと止まる。彼は顔をしかめ、くるりとディアンに向き直るとパラパラと本をめくった。
「……まぁ、そんなことを言われても返さないけど……。マサキから借りたのかい?」
「借りたんじゃなくて、落としていったから拾っといたんだ。あとで返そうと思って」
「……ふうん。じゃぁ、落とし物か。……うん、ならこれは僕から返しておくよ」
「サトさん、でも」
「『哲学論集』。こんな本、君が読んでも眠くなるだけだと思うよ、ディアン」
意地悪くクスッと笑うと、サトは本を手にしたまま教壇へと向かった。ちょうどその時、チャイムが鳴った。
「はい、じゃぁ授業はここまで。来週はお休みだから、再来週に各班ごとに戦争についての発表をしてもらうからね。どの戦を取り上げるか、被害状況、場所、日付、起こった原因、そして自分達が気づいたこと思ったことをまとめておくように。あと、二班は一班に火嵐、三班に水野がついてね。順番は、一班と八班がじゃんけんして決めておいてくれ。負けた方が最初ってことでよろしく~」
人好きのする笑顔を浮かべ、学簿を手にサトが教室を出ていく。あの本もしっかり彼が持っていってしまったのを見て、ディアンははぁとため息をついた。
「ディアン」
「せっかく、マサキ先生と仲直りするきっかけにしようと思ってたのに~」
「ディアンってば」
「なんだよー、デビ?」
「椅子の下、何か踏んでるよ?」
デビにそう言われ、ディアンは渋々椅子の下を見た。確かにそこには一枚の紙と先ほどの栞があって、がっちりと椅子の脚に挟まれていた。
「やっば。これ、先生のなのに……」
「マサキ先生の?」
「さっきの本に挟んであったんだよ。あとで返さないと……ん?」
栞を拾い上げたディアンはもう一枚の紙に目をやった。先ほどの本には挟まれていなかったはずのその紙を、広げて確認をしようとしたその時、誰かがその肩を思い切り叩いた。
「さぁ、じゃんけんするわよ!ディアン!」
「ギャッ!急に肩たたいてんじゃねぇよ、金虫!」
「文句言ってないでさっさとしましょうよ。それともお勉強の邪魔だったかしら?無理に哲学の本なんて読んだら、頭パンクするわよ」
クスクス笑いながらレイにからかい半分にそう言われ、負けじとばかり何かを言い返そうとディアンは身を乗り出した。
「あれは俺のじゃなくて、先生のだって言っただろ!」
「拾った時に返せばいいのに。興味半分に持ち帰ったりするから、取り上げられちゃうのよ」
「すぐ中庭に先生が消えちゃったから渡せなかったんだ!」
「もうほら、喧嘩は止めてじゃんけんしちゃってよ」
二人の喧嘩を止めようと、デビが間に割って入り、仕方なく二人はにらみ合うと勢い良くじゃんけんを始めた。その様子にデビはほっとしたようにため息をつき、ザラは呆れた顔をしてじゃんけんの行方を見守っていた。
「……」を使うことの多い人が会話しているせいで、やけに空白が多い。だが、おかげで逆に見やすいような気がするのは私だけか。 くそぅ、こいつの「……」、めんどいんだよ。もっとテンポよくしゃべってくんないかな。 なぁ、そこんとこどうよ?
レス 「…………無理」
ザラ 「それで即答してるつもりなのか?」
レス 「……うん。……遅いか?」
ザラ 「とてつもなく遅いな。逃げ足だけは速いくせに」
ディアン 「なんの会話だよ!」
デビ 「無理して入っていかなくてもいいと思うよ、ディアン」
私的なイメージで、レスのしゃべるテンポは超ゆっくり。本人はこれでも普通のテンポでしゃべってるつもり。ザラちゃんは逆に早いイメージ。常に即答。ディアンやデビは普通です。そういった表現もできればいいんだけど、遅いのはともかく早いのはどう表現するべきか……。今のだとザラちゃん、普通だもんな。
「……」を使うことの多い人が会話しているせいで、やけに空白が多い。だが、おかげで逆に見やすいような気がするのは私だけか。 くそぅ、こいつの「……」、めんどいんだよ。もっとテンポよくしゃべってくんないかな。 なぁ、そこんとこどうよ?
レス 「…………無理」
ザラ 「それで即答してるつもりなのか?」
レス 「……うん。……遅いか?」
ザラ 「とてつもなく遅いな。逃げ足だけは速いくせに」
ディアン 「なんの会話だよ!」
デビ 「無理して入っていかなくてもいいと思うよ、ディアン」
私的なイメージで、レスのしゃべるテンポは超ゆっくり。本人はこれでも普通のテンポでしゃべってるつもり。ザラちゃんは逆に早いイメージ。常に即答。ディアンやデビは普通です。そういった表現もできればいいんだけど、遅いのはともかく早いのはどう表現するべきか……。今のだとザラちゃん、普通だもんな。
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