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紅露と黒巳と紫陽花のオリジナル小話不定期連載中
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明日は後の月ですね。
 と、気づいてから唐突に何か書きたくなりました。秋だから。きっと秋だからです。
 

「月がきれいですね」
 傍らを歩く人がそう言ったので、空を見上げる。
 ちぎれ雲のまばらにおよぐ深い藍色の空。ずぽんとかぶさってくる重たい天幕に、きらめく星がちりちり揺れる。
 濃く深い藍がぼんやりけぶる。光のもや。
 ―あの辺りだろう。
「そうですね」
 首を傾け、頷いた。
 なにも見えてはいなかった。


 こんなの書きたいです。
 明日までに間に合うかな・・・。しかし自分またこのパターン。
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自分用のメモです。
 創作するときにこういうことを考えたりもするのだけれど、まだ自分のなかでまとまりがつかないもの。そこらへんの裏紙に書いたりするので、どこにいったか分からなくなるから、ここに保存。まとまった何かではないのでスルーしてください。
 日常的に考えては行き詰まっていること。
 


 風邪を引きました。
 胃腸性のものらしいです。一昨日はお腹が苦しくて帰宅後一時間ぐらいうめいていました。昨日職場で具合が悪いのをなんとかごまかし仕事していたら、ごまかせていなかったらしく(まあ昼ご飯がのどを通らなかったのを目撃されてますし)、先輩から帰るように言われました。疲れでもたまっているのかと思っていたのですが、早退した手前、一応と病院に行ってみたらけっこうひどい風邪だったらしい。二度ほどもどして多少はすっきりしたのですが、うつしたらいけないので今日はお休みです。・・・・今日、大学のクラブの人達と飲み会の予定だったのに・・・・。
 くやしいのと、ひさしぶりに時間ができたのとで、眠りあきた夕方からこんなの書いてました。
 ひさしぶりにここに出せます。

 明日はまたお仕事です。溜まった仕事が怖いです。年度末の忙しさときたら。

 つづきからお久しぶりの鬼子流離譚、番外。
 
 に、ついになったわけです。そして仕事始まって二週間。目の前のことで手一杯。来週の自分が何をしているかも見えません。創作の余裕もなし。
 じゃあ何をしに来たのかというと、一応前に書いた物を置きに。
 両想いを書いてみよう、ということで。私の精一杯の両想い…―とは何か、みたいな。
 大掃除で全部終わらなくて、結局いまだにちまちまと机の中を片付けている黒巳です。
 昔使ってたメモ帳を捨てました。ネタ帳という程のものでもなく、ふと思いついた断片とか、いずれ発展させて話にできないかな、と思ってたものとか色々と。あらためて見ると、もう使わんよなあ、というものが多く。たいていは書いた時の自分が遠すぎて、もはやよく分からないものになっています。
 で、貧乏性発動して、一部だけここに置いておくことにしました。もしかしたら既出のものもあるかもしれません。


 最近漱石の短篇集を読んでいたら、「野分」の中に、前回書いた話のふたりにぴったりな表現を見つけました。
「天下に親しきものが只一人あつて、只此一人より外に親しきものを見出し得ぬとき、此一人は親でもある。兄弟でもある。さては愛人でもある。」
 いや友人関係の説明なんですけどね。(つまり前回の向坂は友達いない)
 傍から見ると友人としか表現のしようがないんだけれど、でも一口で説明しきれない諸々を含んでいて、そのどれかで言い表すと、それ以外の要素が拾えなくなってしまう、そんな関係はあると思います。
 というか、私がそんな関係が好物というか、なんというか…。
 これに限らず、漱石を読んでいると「そうだ、これだっ」と思わされることが多いです。自分が持っている感覚や、考えの、うまくまとまっていないもやもやを適切に言葉にされているのに出くわすと、「やられた!」という気分になります。
 つまり私は漱石が好きです。


 つづきにイタイポエムみたいなのが入ってます。若さってイタイ。
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